不眠症で死亡の恐怖

この間、健康系バラエティーショーで僕のように薬無しでは全く眠ることができず、とうとう死亡した人の実写動画を流していた。死についてあまり真面目に考えたことのない僕だが、あの動画は怖かった。動画では、隔離病棟のようなところで、日中や横になっているときの患者の男性をずっと撮影し続けているのだが、起きている時も横になっている時も、常時震えが止まらず、どんどん痩せていく患者が最後には動けなくなり死んでいく姿を映しつづけていた。あれは、なんかの実験なのだろうか?医者は治療をしなかったのかなど、観ながら多くの疑問を持ったが、日本での私の治療も同じようなものなことを改めて気づき寒気がした。

私のかかり付けの精神科医は、眠れないことを話しても、仕方がないようなことしか言わない。薬も耐性ができると効かないので、他に手はないというよなニュアンスのことを言う。もし、そんなことを続けていれば、眠れない日が続き、あの男性と同じような運命をたどることになる。

本当に怖い。タイの医者に診てもらうようになり、症状は安定してきたが、この後本当に薬をやめられるのだろうか?それがとても心配だ。タイの医者は、どうやら加齢でメラトニンの分泌が少なくなったのが、不眠症の原因だと診察しているようだ。もしそうなら、日本ではCirdacin(メラトニン)は手に入らない。Circadinを飲まないと眠れないのだろうか?僕の考えだと、僕が眠れているのはSeroquelの効果のような気がする。ただ、確かにこの薬を処方された1日目は異常に眠かったのを今でも覚えている。とても自然の眠さだった。しかも、当時はSeroquelを処方されていなかったのだ。ただ、その効果は2日目にはもう消えていた。やはり、今、眠れているのはSeroquelの効果ではないかと推測する。

日本には、不眠症で悩んでいる僕のような患者が多いと思う。私は運よく、タイで診察を受けることができ、快方に向かっているが、多くの人は同じような精神科医を何件も廻って絶望しているのだろ。僕の経験が少しでも役に立ってくれればいいのだが…。

ちなみに、この記事から読みだした方に僕の治療法の流れのサマリーを書いておきますので参考にしてください。

2011年~2016年 不眠症で精神科医に10件以上かかるが眠剤を出すのみで症状は悪化するばかり

2017年初旬 眠剤を飲んでも殆ど眠れず、1週間眠れないことも。5月は1か月休職、8月にタイに診察に行く

2017年9月~ 眠剤を使わない処方で治療 抗不安剤2錠+抗うつ剤2錠

最初の2週間は、副作用が酷く仕事も手につかなかった

その後、症状が安定→不安定→安定を繰り返しながら眠れるようになる

今後、減薬する予定

こんな感じだろうか。興味のある方は、7月、8月、9月のブログに詳細が書いてあるので、読んでもらいたい。

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