断薬のすすめ

不眠症で1か月以上通院している人は、断薬を考えてみてほしい。なぜなら、僕は8年間できずに自分の脳をめちゃくちゃにしてしまい、眠れないだけではなく、体調を壊してしまい、一時は真剣に自死を考えるまで追い詰められてしまったからだ。それは、すべて眠剤が原因だったなんて、当時は全く考えもしなかった。

まず、本当に断薬する前に、週末を利用してプチ断薬をしてみればいい。それで、1日、2日眠れなくても、その翌日何時間か眠ることができれば、あなたはまだ余裕で減薬ができる。しかし、2~3日眠らずにいても脳が覚醒し目が冴えて、全く眠れなくなり、これ以上一睡もできなかったら発狂してしまうのではないかと不安になり、眠剤を貪るように飲んで睡眠を取るようなら、あなたは既に身体的且つ精神的な依存に陥っている。

身体的、精神的依存というと高尚に聞こえるが、それはつまり脳の機能が損傷していることに他ならない。貴方の脳がおかしくなっているのだ。

貴方は、担当医師は、そんなこと言っていなかったというかもしれない。しかし、担当医というのは貴方の思い込みで、彼等は担当しているとは思っていないし、あなたの不眠症の診断なんか真剣にはしていない。不眠症で一番儲かるのは、無呼吸症候群、2番目は必要の無い検査や検査器具や活動メーターの貸し出し、3番目が薬漬けの通院だ。どのビジネスモデルに組み入れるかが診断という名でまかり通っているだけだ。貴方は、そういう精神科ビジネスモデルのポートフォリオの一部でしかないのだ。

僕は13か所の精神科に通院したが、ベンゾが入眠できない原因だと診断してくれた医師は一人としていない。こちらから、そう説明し、アッシュトンマニュアルのことを話しても「医師の立場からみると、あれは眉唾だと思っています」という感想を何回聞いたかわからない。しかし、減薬方法を聞くと「わかりません」としか答えないのだ。どこが、医者の立ち場なのか、僕には理解できない。街のザコ医者は、そんなレベルだというのを貴方は事前知識として知っていた方がいい。

医者は、問診だけの適当な診断で、「貴方は不安を感じやすいんですね。安定剤を出しときますか?」と簡単にベンゾよりたちの悪い向精神薬を平気で追加処方するから気を付けた方が良い。私は、向精神薬で希死念慮に取りつかれた。

貴方の脳のGABA受容体というリラックスする機能を眠剤がぶっ壊してしまったのだ。だから、貴方はリラックスもできないし、入眠もできないのだ

しかし、僕の場合、その脳の損傷がどのくらいで回復するのかなんていうことは全くわからなかった。だから、3日も眠らなければ、脳や身体が限界になり勝手に爆睡できるものだと思っていた。普通の人間は、いくらショックなことがあったり、ストレスが強かったりしても、それを上回る疲れがあると、自然に入眠できるものだ。だから、薬でおかしくなっていても、しばらく眠れなければどうにかなるだろうと思っていた。

2015年のGWだったと思う。私は、有給を使って10日の休みを取り、断薬を結構した。身体を疲れさせるために毎日ジムに行き、眠剤を飲まないで入眠を試みた。1週間全く眠れなかった。眠れるどころか、絶不眠を繰り返す度に、脳は覚醒し、目は冴えてくる。1週間目に体中が硬直し、精神的にもおかしくなりそうになり、たまらず眠剤をいつもの1.5倍程飲んで5時間程眠った。眠ったものの、その後は「こんな酷い不眠症は世界で僕だけなのか?!」と「もしかしたら、治療法がないのではないか?」と絶望した。

これがベンゾジアピンの本当の怖さだ。ベンゾジアピンは、脳のGABA受容体というリラックス機能をぶっ壊し、人間本来持っている自然に眠る力をなくしてしまうのだ。そして、そのGABA受容体をぶっ壊した医師は、その原因を決して口にせず、どんどん症状を悪化させるのだ。

しかも、GABA受容体が一度破壊されると修復に長い期間を有する。重度の不眠症の場合、断薬してからGABA受容体が復元して自然睡眠が戻るまで6カ月~2年くらいかかるらしい。脳の細胞の再生には9カ月かかるということなので、断薬をしてから6か月くらいは絶不眠が続くことを覚悟しなければならない。それでも、とにかく回復するので希望を捨てないでほしい。僕は、既に絶不眠が26日続いているが睡眠薬を飲まずに回復を待っている。

貴方が、僕程酷い不眠症でないのなら、おそらく大した体調不良はないはずだ。多分、怠いとか、記憶障害があるとか、日中眠いとか、その程度だろう。それは、薬の副作用で、薬を止めて1週間もすれば、すっきり消える。

眠剤の本当に怖いのは、離脱による体調不良だ。離脱は貴方の想像の域を超えた拷問であり、生地獄だ。離脱は、全体の6割程度の人にしか発症しないと言われているが、服用期間が長ければ長いほど、その可能性は高くなる。僕は、6年間は殆ど離脱症状を感じなかったが、この3年はむしろ、不眠より離脱症状による不調の方が辛いほどだ。

離脱症状が出てからでは遅いのだ。 僕の場合、睡眠時間が4時間を切った辺りから、離脱が一斉に発症しだした。貴方がまだ離脱を発症していないのなら、断薬を真剣に考えてもらいたい。そして、断薬の方法を調べ、1日も早く実行してほしい。たぶん、断薬を何回も失敗するに違いない。それでも、挑戦してほしい。

向精神薬と違い、眠剤の服用を止めるのは10倍難しいい。理由は2つある。

1つ目は、向精神薬と違い多剤服用により副作用や常用離脱が酷くならない、又は感じにくいからだ。僕の場合も、向精神薬によるとてつもない副作用が無ければ、自らの判断で断薬という選択肢を選ばなかったかもしれない。眠剤は、飲めば眠れるので、副作用より主作用の入眠の効用を評価してしまいがちなのだ。

2つ目は、絶不眠への恐怖だ。うつ病も不眠症も睡眠が最も重要な回復要素で、睡眠が取れなかったらうつ病も不眠症も良くならないという強いイメージを持っている。うつ病の場合、減薬を進めるうちに離脱がでるものの、徐々に離脱が軽減していく。しかし、不眠は減薬が進みある程度まで進むと途端に絶不眠を繰り返すようになる。眠剤を減薬して、不眠を治療しようとして、不眠がどんどん悪化するという当たり前といえば、当たり前のパラドックスだ。しかし、GABA受容体を復元していくためには、これは必ず通らなければならない茨の道なのだ。

貴方が今日も睡眠薬を服用しているうちに、貴方の離脱のダムは決壊に向けて水があふれんばかりの状態かもしれない。そして、そのダムはいつか決壊し、濁流が一気に流れ出すかもしれない。朝起き上がると、肩の硬直、心臓のドキドキ、頭の締め付け感、喉のつまり、めまい、吐き気、胃部の不快など、ありとあらゆる不調が襲ってくるかもしれない。

そうなる前に、断薬を考えてもらいたい。

断薬のすすめ” への2件のフィードバック

  1. 初めまして、不安常住といいます。
    私は一昨年の6月からランドセンを減薬中です。0.5mgを1日に3錠服用していたのを今年の1月でやっと1錠まで減薬が進んだところです。
    ランドセンを服用するようになったのは、県外でした頚椎症の手術後痛みが全く治まらないので、地元の漢方内科で痛み止めとして処方されたのがランドセンでした。「とても安全な薬です。3年のんでも依存はありません」との説明がありました。1月くらいは痛みによく効きました。その後は効果はなくなったのですが、処方されるまま漫然と飲み続け、数カ月経過した頃から不安感を感じるようになりました。
    処方した医師は手術が上手くいかず痛みが常にあるので、それが原因で神経症になったのだといいました。それ以降ランドセンは抗不安薬として処方されました。しばらくして心療内科に紹介されました。
    最初処方した漢方医に減薬の事を相談する機会があった時、「江戸っ子気質で一気断薬したらどうですか?強い薬ほど一気断薬が向いてます」(えっ?安全な薬ではなかったのかと言いたい!)
    今の心療内科の医師も「ビタミン剤と思ってのんだらいい」と言ってます。心療内科に移って薬の種類も増えました。
    というわけで、精神科医師に対する不信感はshinさんと同様にあります。というか医療界全体に不信感をもってます。
    今、痛みと不安感に悩まされてます。筋硬直による首肩腕の痛みと手の痺れがありますが、この原因がベンゾジアゼピンの離脱症状なのか元の頚椎症の痛みなのか分からないのが不安でもあります。手術前より酷い身体の芯から来る鈍痛です。居たたまれなくなる時がままあります。
    まだランドセンも断薬出来てなく外の薬も続いて断薬しなければいけないのにあと何年この痛みを我慢しなければいけないのかと思うと心が折れそうになります、
    shinさんは心が折れそうな時、どんなふうにして心を保っていますか?

    1. 不安常住さん、おはようございます。

      頚椎症の痛みお辛いですよね。僕もヘルニア持ちなのでわかります。毎年寒くなると痛くなるのですが、ベンゾの離脱症状で肩が痛すぎて、なぜかこの痛みがでてからヘルニアの痛みがありません。

      おそらくですが、痛みというのは物理的なもの7割、3割は脳の誤動作なのだと思います。だから、患部は治っていても痛みが残ることは多いそうです。しかし、他の部分でもっと痛いところがでてくると、脳はそちらの信号を重視するために、元の痛点の痛みを感じなくなるそうです。僕が正にそんな感じです。

      ただ、今、不安常住が感じている痛みは、おそらくベンゾの離脱症状だと思います。ベンゾは、色々な弱い箇所に痛みを生じさせます。私は、最初は腰の上部でしたが、だんだんに背中に移り、昨年の春頃からはずっと肩の痛みに変わりました。

      >shinさんは心が折れそうな時、どんなふうにして心を保っていますか?

      心は折れそうではなく、もう何度も折れてますよ😅

      僕はそういう時は、いくつか脱出方法を作っています。

      1.Twitterでつぶやく
      2.ブログで強気なことをわざと書く
      3.サウナに行く
      4.無理やり小旅行する
      5.先輩方の克服記を何度も読む

      たぶん、5が一番効くと思います。
      やはり自分の状態を論理的に理解し、将来に希望を持つのが一番重要だと思います。

      減薬、一緒に頑張りましょうね!

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