不眠症の診断と治療方針って何でテキトーなの?

不眠症で9年間、13ヶ所の精神科に行った経験から言うと、不眠症の診断を適正に施し、治療方針を立てた医師は一人もいなかった。未だにその理由がわからない。

医者には、PDCAのような計画→実行→検証→改善のようなサラリーマンの1年生でも知っているような方法論がないのだろうか?診断を殆どしないで、どうやって治療方針を立て、薬の処方まで行ってるのかちゃんと説明できる医者はいないのだろうか?結論から言うが、僕は殆どの医者は診断などしていないし、治療方針も立てていないと思う。特に精神科医はろくなものではないと僕は思う。

今、もし貴方が1年以上不眠症で通院し、不眠が改善していない、むしろ悪化していると感じているなら、担当医に勇気を持って次の質問をしてもらいたい。

「私の不眠の原因はなんですか?」

もし、ストレスや不安だとか抽象的な原因を不眠の原因として挙げるなら、もう通院しても無駄かもしれない。貴方は、永遠にハルシオンやデパス、レンドルミンやルネスタという眠剤や向精神薬を漫然を漫然と処方され、どんどん不眠を悪化させる可能性が高いからだ。

貴方が信頼している担当医は、以下のいずれかで、どちらにせよ不眠治療をする資格がない医師かもしれない。

1.ベンゾ依存を知っていて悪意を持って眠剤を金儲けのために処方している

2.不眠に関する医師としての知識やノウハウが全くないのに眠剤を処方している

貴方が数ヶ月以上ベンゾジアゼピン系眠剤を服用しているのに、睡眠状態や体調を悪化させていたら、それは眠剤が原因の医源不眠症だ。貴方が服用しているハルシオン、デパス、レンドルミン、サイレース、ルネスタなどがGABA受容体という疲れや眠気を感じさせ入眠を生じさせる機能を破壊してしまったのだ。

確かに最初は、なにか眠れなくストレスはあったかもしれない。ストレスが原因だとすれば、ストレスが消失、軽減すれば、あなたは眠れるはずだ。

ストレスや不安が不眠の原因なのかをはっきりさせるには、2〜3日起きていればいい。それで、6時間も眠れればあなたはまだ健常だ。今のうちに眠剤をすべてゴミ箱に捨てたほうがいい。

しかし、眠剤を断薬して、2〜3日経っても入眠できなかったり、1時間程度ですぐに中途覚醒してしまうようだったら、既にあなたは医源不眠症になっている。

もし、医源不眠症になってしまったらそれを治療するには、減薬・断薬しかない。あなたが運良く、断薬を指導してくれる精神科医に出会えれば、すぐにそこに転院して、減薬を始めると良い。しかし、多くの場合、精神科医は減薬・断薬に非協力的な場合が多く、減薬指導とは名ばかりで適当な指導で症状が悪化してしまう患者も多い。医源不眠症を克服した多くの先輩は、仕方なく自分で戦略を立て、計画、実行し、不眠症を克服している。私も、結局自己判断で断薬を決断し、ネットの先輩や仲間の経験や知識をもらいながら自己責任で断薬を進めている。

重度の医源不眠症は、断薬期間に6〜12ヶ月、断薬後に6時間手程度の睡眠が安定するまで9ヶ月〜3年くらいかかっている。治癒期間は、最短で1年3ヶ月、最長で4年だ。

気が遠くなる時間だが、治療することができるのは確かだ。

眠れなくて夜が憂鬱なことも、だんだん効果が薄れる眠剤の恐怖に打ちひしがれながら、全く信頼していない担当医にすがる必要もなくなるのだ。

数多くの先輩が、睡眠薬を断薬して今は普通の生活を取り戻している。

もし、あなたが不眠と眠剤で真っ暗闇の中を彷徨っていたら、断薬という光を掴んで欲しい。断薬は非常に厳しく、辛い道のりだが、必ず先には光が見えるはずだから。

Twitter @sleeplessagogo

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不眠症の診断と治療方針って何でテキトーなの?” への3件のフィードバック

  1. おはようございます。
    「不眠症の診断と治療方針って何でテキトーなの」は、多分精神科医に診断・治療能力がないうえに、患者を治そうとする熱意というか医者としての良心がないためだと思います。
    私は2年余り心療内科に不安と不眠を主訴として通院してますが、病名すら告げられていませんでした。年末「ところで私の病名はなんですか?」と問うと、「抑うつ神経症です」と返答がありました。最近のICD10の病名では気分変調症です。
    通院始めたた頃より病状は少し悪化してるし薬を増えてるので、「薬飲んでて治るんでしょうかね?」と質問すると、「飲んでいれば、薄皮が一枚一枚剥がれるように治っていき薬がいつの間にか要らなくなる。今はビタミン剤飲んでるつもりで服用しなさい」といい加減で無責任な答。
    今はランドセンをテーパリングをするために処方してもらうためだけに通院してます。
    因みに2週間前飲んでいた睡眠導入剤がベルソムラでベンゾ系ではなかったので一気断薬しましたが離脱症状はありませんでした。睡眠時間が6 時間から4 時間と2時間へりましたが何とか大丈夫です。
    他の診療科の医師も大同小異ですね。ランドセンは頚椎ヘルニア術後と収まらない痛み止めとして「とても安全な薬です」と言われて処方されたわけですから。

    1. 不安常住さん、おはようございます。

      良心がない意志がそんなに多いとは信じたくないですねえ。😅
      普通の世界でも10人いれば1人くらいはまともな人はいるはずです。私は13人以上の医者がすべて悪人だったとは思いたくもないし、確率論的にとても可能性が低いのではないかと思います。

      そうなると、不安さんのもう一つの答えである「精神科医に能力がない」というのが僕の考えです。

      不眠症やうつ病患者は、精神科医に行って、その多くは病状が悪化し、そのまま他の病院へ転院するか、断薬するか、自死するかの3つしか
      選択がありません。そして、どのパターンでも主訴が良くなる過程をトレースできません。だから、ノウハウも蓄積せず、同じ間違いを無限ループの
      ごとく繰り返していくのだと思います。

      1. 早速のご返事ありがとうございます。
        おっしゃるとおりだと思います。「良い」先生は多分多いと私も思います。ただ私が思うのは、診断能力がない=患者と真剣に向き合うプロ意識がない。=医師としての誠実さ・良心がない。こんな論理です。
        精神科に通う患者の病歴トレースは、患者がブログ等で多く語っています。医師はこれ等を見ないのでしょうか。精神医療にEBMなんてなくて患者自身が語るNBMが求められるべきだと私は思います。そして医師もその事をもっと真剣に考えるべきではと願います。
        今の医療保険制度のもとでは医師ばかり責めるのも酷ではあると理解はしてます。

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