ソファの補修

中古のアクタスのソファを1週間前に購入した。少しすれや汚れがあったので、まずは汚れを落とし、友人を迎えたが、友人がGWが終わり帰ったので、補修することにした。

Leather Masterというクリーニング剤とプロテクションクリームが同梱されたものを使う。ちなみに、これがニトリのだと50mlで2000円、並行輸入品の250mlだと3500円だ。まずは、ニトリ製のを使ったのだが、すぐに無くなってしまった。

しかし、並行輸入品にも難がある。アマゾンのレビューでも多くのレビューで液漏れが指摘されていたが、僕が購入したものも既に梱包がソフトになっていて、開けてみると同梱されているスポンジや布が湿っていた。よく見ると、クリーニング液が1/5ほど減っている。返品している人もいるが、これはおそらく再購入してもまた同じようなものがくる。僕は米国に住んでいたらから、半ば飽きられ滅入るが、欧米の製品というのはこのくらいはしょうがないのだ。

さて、問題の箇所だがソファの手すりの部分や下回りに擦れが多い。また、座る部分のクッションも少し剥げている。

こういう擦れには、SaphirのRenovative Colorというのを使うらしい。まずは、SaphirのUniversalle Balmという革メインテナンスの万能クリームみたいのをつけて汚れを落とし、その後にRevovative Colorを革にのせながら、手で塗り込んでいく。こいつがすごいのだ。

チューブから少し出し、素手で塗り込んでいく。僕は手が痛くなったので、途中からはゴム製の手袋をして補修クリームを塗りこんでいった。もちろん、初めてだから、おそるおそる少しづつ塗り込んでいった。するとどうだろう。擦れが信じられないくらい隠れ、革も補修され、柔らかくなっている。

下回りも同様にRenovative Colorを塗っていく。

こんなに擦れていたのが、信じられない!不器用を絵に書いたような僕でも、ちょっとプロっぽい仕上がりである。

僕は、不器用だ。自慢ではないが、学校の成績は悪くはなかった。しかし、図工や美術、技術は酷かった。10段階で3とか4のレベルだった。字も汚い。デザインの才能もないし、そのデザイン通りに、物を組み立てたり、正確に形にしたりする才能がもともとないのだ。だからこそ、ネットの事業を作るクリエイティブな仕事に憧れ、ネット業界に入った。しかし、リアルはてんでダメなのだ。

しかし、やはりリアルな作業は面白い。GW前後でメルカリで50品くらいの商品を売った。これも楽しかった。

ネットの仕事も第一線で毎日3時、4時まで働いて、土日も仕事に明け暮れていた時は楽しかった。僕は現場の方があっていたのかもしれないなんていうことをソファの補修をしながら考えていた。

さて、補修作業を終えたら欲が出てきた。ソファのクッションの部分をよく見ると、少し色があせている。よく見ると、お尻がよく当たる部分が少しはげ、蛇が脱皮した皮のような状態になっている。これもこのまましておいたら革の生地の部分がでてきてしまい、景気の悪い古い旅館にあるソファのようになってしまうだろう。

この部分も補修することにした。まずは、擦れた部分だけを補修する。周囲と色が違うので、少し目立ってしまった。一旦乾かして、その後、LeatherMasterのプロテクションクリームを一通り塗り込み革をしっとりさせた。

次に、上の黒く補修した部分と周囲をどうなじませるかを考えた。どうしよう?

Renovative ColorもBalmも革に塗り込んでいき、10分待つと革にしみこんでしまうタイプの補修材なのだ。とすると、両方を混ぜても問題ないのではないかと、少しとって混ぜてみると、とてもよく溶け、補修部分と周囲をぼかす良い色になる。そこで、クッション全体にRenovative ColorとBalmを混ぜたクリームを作り、塗り込んでいった。

補修部分が消えてるよ!

しっとりとして、柔らかい、品の良いうれいのある黒に仕上がった!

4万円の古びた中古ソファが、8万円くらいの価値に上がったと思う。

全部で3時間かかりました。大変だったけど、楽しかったなあ^_^ ソファも綺麗になって、しっとりして、座り心地が良いです。早く、ここで居眠りが出来るようになりたいなあ(^^)。

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