「入眠障害」「中途覚醒」「早朝覚醒」「熟睡障害」は精神科が作っている

不眠症は4つのタイプに分けられる。「入眠障害」、「中途覚醒」、「早朝覚醒」、「熟眠障害」の4つだ。そして、その症状ごとに効果のある睡眠薬があり、タイプ、症状、睡眠薬のマトリックスになっている薬品会社のペーパーを見せられて、睡眠薬を処方されるのである。そして、どのタイプも医師はストレスや生活習慣など複数が原因になって発症するのだと説明する。

藁をも掴む心境で睡眠が取りたい患者は、なるほど、そう言えばそうだ。それなら早く薬を処方してくれ、お願いだから…などと思ってしまう。

しかし、同じような説明を通院中何度も聞いていると、ロジックがメチャクチャなことに気づく。この病院に通院するようになってから2年近くが経っている。その間、どう考えてもストレスは下がっている。下がっていなくても、上がってはいない。それは断言できるし、医師にも伝えている。しかし、通院している間に、「入眠障害」から始まった不眠が「入眠障害」+「早朝覚醒」、そして「入眠障害」+「早朝覚醒」+「中途覚醒」と症状がどんどん悪化してきているのである。ストレスも生活習慣も改善され、不眠タイプの処方箋通りに睡眠薬を服用しているのに、どうして症状が悪化していくのか?しかも、対処していた不眠タイプがことごとく悪化していくのである。それについて、医師は絶対回答しない。ストレスが原因だと繰り返し、酷い時は、うつ病かもしれないから向精神薬を処方してみるかなどと言ってくる。

患者は、不眠タイプ別の睡眠薬を処方されると、その不眠タイプが悪化し、不眠全体もどんどん悪化してくる。例えば、入眠障害だったのが、中途覚醒が発症したので、中途覚醒用の睡眠薬を服用すると中途覚醒が1回だったのが2回、3回に増え、入眠もやたら時間がかかるようになるといった具合だ。

不眠4タイプというのは、4タイプの睡眠薬を処方し、不眠を悪化させ絶不眠に誘導する非常によくできたツールなのだ。

医師の中には、故意に処方しているものもいると思う。しかし、殆どは勉強不足、知識不足から適当に処方し、なんのエビデンスも取らず薬品会社のブローシュアを受け売りしているだけなのだろう。

不眠4タイプは忘れたほうが良い。入眠障害とは寝付きが悪いだけなのだから。

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