常用離脱の怖さ

私が減薬している時、ブログの読者の方達から減薬を急ぎ過ぎではないかとアドバイスを頂いた。私は、そういうアドバイスを取り入れながら、時々ステイし、そして時には睡眠薬を増量したが、トータルでは6ヶ月と随分早く減薬を終えた。そして、断薬後に絶不眠や離脱で苦しんでいる。読者の方々の中には、減薬をもっとゆっくりやっていたら良かったのにと思っているのではないだろうか?

私も減薬をゆっくり進め、離脱がなるべく発症しないように進めたかった。しかし、他の多くの減薬をする方と違うのは、私はすでにベンゾをマックスまで服用しているにもかかわらず、ベンゾが全く効かず、ベンゾを服用していても離脱症状に苦しむ常用離脱をおこしていた状態だったのだ。常用離脱を起こす状態というのは、GABA受容体が壊滅的な打撃を受けている。だから、ベンゾを服用しても既にほぼ絶不眠の状態になっていたし、肩の硬直、便秘なども尋常ではなかった。

常用離脱を起こすと、ベンゾを服用していても神経がずっと過興奮な状態を維持している。だから、24時間ずっと神経が高ぶり、リラックスできない。睡眠時間は0〜1時間で、週の半分は一睡もできない。そして、様々な離脱が最高レベルで発症する。私の場合、最も酷かったのは肩の硬直と慢性便秘、それに火照りだ。その他にも、動悸、吐き気、不安、低体温症、離人感、心臓の締め付け、味覚障害、下痢など様々な離脱が発症する。

常用離脱というのは、ベンゾの常用服用量では身体のバランスが維持できなくて生じる過興奮の状態だ。この状態は、ベンゾを服用しても出るし、減薬しても発症する。ベンゾを増やす他に、バランスを維持する方法はない。しかし、ベンゾを増やすと、今度は副作用に悩まされ、2週間もすれば、また常用離脱に戻ってしまうのだ。

私の過去10年は程度の差はあれ、この繰り返しだった。常用離脱になってから、減薬を始めるのは、本当に生き地獄だ。比較的、ベンゾ依存が軽度なうちに、ゆっくり減薬すれば激しい離脱を経験せずにスムーズに回復できる。しかし、常用離脱になると、もうゆっくり減薬を進める体力も気力も残っていない。

減薬は、常用離脱を起こす前に始めてもらいたい。しかも、ゆっくりと時間をかけて。そうすれば、私のように断薬後に離脱に苦しむことは少ないと思う。

常用離脱の怖さ” への2件のフィードバック

  1. Shinさん、こんにちは。
    私も精神薬の減薬をしていて、不眠に困っています。絶不眠だった頃を思えば、だいぶ不眠は改善してきていますが、まだまだ安定して睡眠がとれません。

    ところで、アメリカでベンゾの被害がニュースで報道されたそうです。
    アメブロのアムさんという方がブログで紹介されています。ベンゾを服用していて、一気断薬後、死亡された方がいることにも言及しています。こういう報道は、製薬会社とテレビ局の関係性もあるし、日本ではないだろうなと思いますが、アメリカでこういう報道が増えていったら..、とつい期待してしまいます。

    1. ゆきさん、こんにちは!

      コメントありがとうございます。

      >私も精神薬の減薬をしていて、不眠に困っています。絶不眠だった頃を思えば、だいぶ不眠は改善してきていますが、まだまだ安定して睡眠がとれません。

      不眠は辛いですよねえ。ゆきさんは、どのくらいの間、精神薬を服用していて、断薬後どのくらいの間、絶不眠が続きましたか?
      もしよろしかったら教えてください。

      >こういう報道は、製薬会社とテレビ局の関係性もあるし、日本ではないだろうなと思いますが、アメリカでこういう報道が増えていったら..、とつい期待してしまいます。

      アメリカはオープンなところは日本よりマシですが、根本的に状況はあまり変わらないと思います。
      だいたい、睡眠薬などの依存性が高い薬品を作っているのも欧米の製薬会社と政府、官庁が諸悪の根源で、そこに望みを託す自体が僕は間違っていると思います。

      ベンゾが問題になっても、今度はベンゾを悪者にして、非ベンゾが安全だと製薬会社が全く安全ではないマイスリーなどを販売してくるわけですし、それが潰されても
      また違う毒が出てくるでしょう。

      残念ですが、睡眠薬の歴史を見ると、同じようなことを繰り返しているだけで、世界的に社会悪として容認しているとしか思えません。
      だから、私達自信が情報強者になり、しっかり生きていくしかないのだと思います。

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