不眠旅 旭川編

9月21日〜23日の連休に旭川に行ってきた。北海道は、せいぜい11月までが最後の旅の時期でそれ以降は地方に行ってもゲストハウスは閉まっているし、雪がひどくて何もできなくなる。冬の閉鎖感といったら想像を絶するものがある。特に1月〜3月の閉塞感は不眠症やうつ病を患う人には耐え難いものだ。だから、この時期は連休があったら、FITで遠出することにしている。

以前、僕の旅のスタイルはマイルドなバックパッカーだった。50歳を超えて、このベースは変わっていない。しかし、最近は不眠症もあり体力的に厳しくなってきた。そこで、最近は車で行ける北海道内の地方都市にいくことが多い。そして、旅行では必ずやることを決めている。

  1. ゲストハウスに泊まる
  2. 公園をジョギングする
  3. 地元のスープカレーを食べる
  4. 地元のカフェに入る

まあ、こんなところだ。大したことではないのだが、1は僕にとっては重要な要素だ。1は、ゲストハウスという日本にとっては新しい文化をどのように取り入れ日本流に進化させていくのか興味がある。日本のゲストハウスは小綺麗にリノベーションされているものが多く清潔で快適なのだが、なんか地に足がついていないものが多い。なんか、お洒落なのは良い、リア充感を演出するのも良い。しかし、そこにタイやベトナムなどのゲストハウスにあるゲスト同士の交流もないし、心地よさも無いのだ。残念だ。

しかし、海外のゲストハウスのような雰囲気のゲストハウスもある。今回宿泊したゲストハウスも雰囲気は違いかもしれない。しかし、そういうゲストハウスに限って汚かったりする😅。どうしてなんだろうか?どうして、設備と雰囲気を両立することができないのだろうか?僕のゲストハウス論なんてどっちでもいいよね。それでは、今回の小旅行について話そう。

今回は、レトロハウス旭川銀座というゲストハウスを拠点に活動することにした。旭川には、昨年も行ったので、写真などはあまり撮らなかった。旭川は、札幌からの距離150km程度で、途中で道の駅や温泉がある。気が向いたままにそんなところに立ち寄り、名物を食べたり、温泉に入ったりした。

旭川につくと、すぐにゲストハウスについた。50年以上前の木造アパートをそのままゲストハウスにしたもので、設備は古い、汚い、臭いと最悪だった。しかも、室内はかなり寒い。ただ、良かったことはスタッフの対応と他のゲストとの距離が近く、マレーシアやスイスから来た女性、日本人など色々な方と交流ができ、外で食事を一緒にしたりした。これこそ、ゲストハウスの醍醐味だ。

最近の小綺麗なゲストハウスの方が僕は好きだが、やはりそういうゲストハウスではゲストの距離は遠い感じがする。あまり、話すことがない。話したとしても、だいたい外国人だ。しかし、ボロアパートで狭いリビングしかいくところがないと、嫌でも顔を合わせてしまう。リビングに置いてあるものも、使っていいものかどうかよくわからず、そのへんにいる人に聞くしか無いのだ。こういう環境では、一体感が生まれる😂。「こんな汚い宿はあまりないよねえ」といった所から話が始まるのだ。これはこれで、楽しかった。

旅の間は、だいたい朝は街を散歩し、昼は公園でジョギングし、気が向けば観光スポットを廻る。今回は、神楽岡公園というキャンプもできる公園内をジョギングした。空気が新鮮でとても気持ちよかった。公園の周辺は、多分高級住宅街なのだが、家がとてつもなく立派で少々驚いた。

食事は、孤独のグルメで紹介されていた自由軒に行った。5時に開店で、4時50分に行ったが、常連がカウンターの4席で酒を飲んでいた。どうやら休憩時間でも彼等は入店できるらしい。年齢は50〜70くらいの男女だがやたら楽しそうで、ちょっとうらやましかった。しかし、この店はどうみても定食屋だ。しかも営業時間外に昼から飲んでるなんて、なんて幸せな人達だろう。その中の一人が、「最近こういう少なくなりまたよねえ。どこから来たんですか?」と気軽く声をかけてきた。常連もまたこの店のメニューの一役を買っているのだ。中に入ると、厨房の方がホールより広い。ホールは、15畳くらいだろうか?3つくらいしかテーブルがなく、カウンターは4席ほどだった。しかし、開店まえから電話がよくかかってきて、予約を取ろうとしたりしているが予約は混むので断っているらしい。5時になると待ちかねた客が2組入ってきて、孤独のグルメの五郎定食を頼み、孤独のグルメの話をしていた。しかし、孤独のグルメのパワーは恐るべしである。台湾人も孤独のグルメを見てこの店に来るらしい。

僕は、マスターのおすすめで焼き肉を注文した。もともととんかつ屋三で、豚肉が自慢らしい。1400円くらいだった。これは、ジューシーでとても美味しかった。しかし、驚いたのは付け合せの玉ねぎだった。単なる玉ねぎの炒めものなのだが、玉ねぎをおそらく半分以上つかっている。量もさることながら、甘くて美味しすぎた😂。また、味噌汁が荒削りの鰹節を使っている。美味い!

調子に乗って500円くらいの漬物を追加したが、正直こちらは漬かりすぎで美味しくなかった。やっぱり、メニューによるんだなあ。今度は最安値の味噌汁定食650円を食べてみたいなあ。

2日目は蜂屋というラーメン屋に行った。前回もここに来たが、素朴でおいしい。味噌ラーメンと餃子を取ったが、餃子は油っこくて美味しくなかった。写真では全然おいしくなさそうだが、この濃そうなスープがあっさりしていておいしい。魚ベースの出汁がなんともいえない深みのある味をだしている。

2日目の夜は、お腹が空いていない。昨夜はルームメートのいびきで全く眠れなかった。だから、食欲がイマイチないのだ。街をぶらぶら歩いていると、やはりアウェイの飲み屋が多い。本当は独酌という孤独のグルメに登場した店に行こうと思っていたのだが、それ程お腹が空いていないので、適当に済ませるかと、居酒屋に入ることにした。

本通りから一本入ると下戸には敷居の高いディープそうな飲み屋がたくさんあった。しかし、まだ酒の付け合せがあるだけ、Pubなどよりは良い。その中でもご飯物を出している居酒屋なら入りやすそうだと思い、釜飯と書いてある居酒屋に入った。入るとタバコの臭いと常連のような人が数人座っているカウンターが目に入り、こりゃ選択を間違えたかと思った。

メニューの店名が読めない😂。この中から五目釜飯とメニューの裏の焼き鳥もお勧めだというので焼鳥を注文した。

下戸にとっては、こういう雰囲気の居酒屋はかなりアウェイなんですよ。孤独のグルメの気持ちわかるなあ。

でも敢えてディープそうな店に入ってみた。カウンターがメイン。。。。下戸には、敷居高いなあ。

しかし、ウーロン茶を快く受け入れてくれて安心。お勧めを聞くと、釜飯と焼き鳥は皮と手羽先を勧めてくれた。

正直、全然期待していなかったのだが、写真の左側の手羽先と右の皮がとても美味しかった。こんなにおいしい焼鳥を食べたのは生まれてはじめてかもしれない。うますぎて、同じものをもう一本づつ、それにつくね、鶏むね、豚串など適当に10本頼んだ。ちょっと頼みすぎたが、美味しかったので難なく完食。他の焼き鳥は、普通に美味しかったが、一番最初に食べた手羽先は本当に美味しかった。また、絶対にこの店には来ようと思った。

やばい。そういえば、釜飯を頼んでいたのだ。入店してから15分くらい経ってから釜飯がでてきた。量が茶碗4杯ぶんくらいある。こんに食べれるだろうか?しかし、一口食べると、これは行けると思った。これもめちゃくちゃおいしい。味が優しく、ほんのり甘い。付け合せの味噌汁と紅生姜が絶妙で、どんどん行けるのだ。

この店、8時に入ってもそこそこ混んでいるくらいで、観光客からはほぼノーマークの店らしい。あとからGoogleで調べると旭川市内に3店程展開している店らしいが、評価もそれ程高くなかった。本当か?

しかし、美味しかった。満足!しかも、焼き鳥10本、釜飯、烏龍茶で2200円とは良心的だ。大満足だった。おそらく、旭川で食べたもので一番おいしかった気がする。あー、やはり独酌に行ってみればよかったかも(^o^)

いやあ、食べ物がおいしいと旅は本当に楽しい。そういう意味では、アメリカに住んでいたときの旅は味気なかったなあ。どこに行ってもBreakfastが24時間あって、それが一番美味しい食べ物だった。それに比べると、日本は外食がやすいし、美味しいし、種類も豊富だし、本当に楽しいよね。

不眠症に負けないように、これからも旅を楽しもうと思う。(^o^)

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不眠旅 旭川編” への2件のフィードバック

  1. Shin様(さんって呼んでもいいのかな?)ご無沙汰しております!
    いつも楽しくShin様のブログ拝見しております!
    この旅のブログとても興味深く拝見致しました!
    食べた物の写真も美味しそうですね!
    Shin様のpersonalityや個性、生き甲斐、characterなど伺われていつもとても楽しく読んでおります!
    いつもブログなどでは相談者にご丁寧にご返答をしてくれて一生懸命にアドバイスをくれる所本当に尊敬致します!感謝致します!
    これからもブログの発信どうぞよろしくお願い致します!
    楽しみにしております!私も頑張ります!

    1. きどさん、こんにちは。

      お久しぶりです(^o^)

      >Shin様(さんって呼んでもいいのかな?)ご無沙汰しております!
      >いつも楽しくShin様のブログ拝見しております!
      >この旅のブログとても興味深く拝見致しました!
      >食べた物の写真も美味しそうですね!
      >Shin様のpersonalityや個性、生き甲斐、characterなど伺われていつもとても楽しく読んでおります!

      なんか恥ずかしいですが、現在の旅行はアドバンチャーはできないので、食べ物とジョギング、街ブラくらいで我慢しています(^o^)。

      >いつもブログなどでは相談者にご丁寧にご返答をしてくれて一生懸命にアドバイスをくれる所本当に尊敬致します!感謝致します!
      >これからもブログの発信どうぞよろしくお願い致します!
      >楽しみにしております!私も頑張ります!

      ありがとうございます。
      特に常用離脱や希死念慮を経験された方は他人とは思えません。
      僕も常用離脱を発症し、誰にも相談できずにここまで既に4年が経ってしまいました。
      希死念慮になってからも2年。改めて精神医療のいい加減さ、無責任さに疑問を感じます。

      しかし、今は僕自身が回復過程なので、少しでも回復期を共にしている人達に自分の体験を
      伝えていけたらと思っています。

      これからも応援よろしくおねがいします。(^o^)

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