デパス 再考

デパスについては、もう何十回も書いてきたが、このブログをはじめて訪問する方もいるだろうし、デパスの恐ろしさを風化させないために、デパスの離脱について書いておく。

デパスは、離脱に苦しむ人の間では、おそらくBest 3 に入る薬ではないだろうか?それほど、デパスの離脱は酷い。

デパスというのは主に精神不安や筋肉の硬直、不眠に対して処方されることが多い。そして、医師が処方の際によく言う決り文句は、「デパスは、不安を和らげ、筋肉の強張りを和らげてくれる薬です。容量を守って服用していれば、ずっと飲んでいても安心ですよ。」である。

しかし、医師はデパスの離脱のことについて殆ど知識はないし、知っていても言わない。

結論から言うと、デパスは一時的には症状を軽くするが、2週間〜1ヶ月で作用が弱まり薬の用量を増やさないと作用しなくなる。しかも、その過程で薬を増量していることで本人は全く気づかないのが、信じられないことに症状を緩和するはずのデパスそのものにより、症状はどんどん悪化している。繰り返すが、薬を増量していることにより、本人は気づかないだけなのである。

そして、不安→不安が更に悪化、筋肉硬直→筋肉硬直悪化、不眠→不眠悪化と症状はどんどん酷くなっていく。そして最終的には、不安→不安が更に悪化→希死念慮、筋肉硬直→筋肉硬直悪化→筋肉の極度の硬直による身体の一部運動不能、不眠→不眠のさらなる悪化→絶不眠と症状の終着点まで到達し、絶望した人の中には自死を選ぶ人もいる。信じられないかもしれないが、本当のことである。

しかも、多くの場合、主訴の症状が悪化するだけではない。自分の身体の弱い様々な箇所がデパスの毒素に耐えられず、崩壊していき、体調不良という形で身体を襲ってくる。本人はなんだかわからず、癌に身体が侵されたのではないかと思ってしまうほどである。

私の場合、不眠でデパスを処方されたが、副作用と離脱の複合的な20くらいの体調不良に襲われた。中でも酷かったのが、首と肩の硬直、慢性便秘、肩の火照り、低体温症、めまいと吐き気などである。

私も断薬した時に、離脱の存在と恐ろしさを初めて知ったが、それでも、にわかに信じられなかった。最初は副作用となにが違うのかもわからず、今考えてみるとバカバカしいが、医者に相談した。もちろん、医者はそんな相談にはのってくれない。話しても無駄なのだ。医者に相談するのは、自分の財布をとったスリに自分の財布を誰が盗んだのか相談するようなものである。

これは、デパスが脳の鎮静機能を破壊してしまったことから生じる障害だ。一度、障害をおった脳は、回復にかなりの時間がかかる。断薬をしてから、3ヶ月もしないうちに回復する人もいれば、1年かかる人も3年かかる人もいる。

私の場合、断薬して10ヶ月経つ。殆どの離脱は解消したが、肩の硬直と絶不眠はまだ殆ど回復していない。それでも、少しづつは前進している。減薬期間を含めると既に15ヶ月経っている。それでも脳が回復しないのだ。副作用なら、薬を止めれば数日で症状が軽減し、解消していく。副作用の場合、薬の血中濃度が0になれば、症状は消えるのだ。一方、離脱は脳の障害なので、薬の血中濃度が0になっても障害は残る。離脱は副作用よりずっと恐ろしいのだ。そこが離脱と副作用の大きな違いだ。

残念ながら現在の医療業界、製薬業界では離脱はタブーらしい。僕にはそこのところを詳しく調べようとも思わない。睡眠薬や向精神薬は長い暗黒の歴史があり、デパスが消えても、また別の危険な薬が登場し、政府はそれを大して調べもせずに承認することが繰り返されてきた。これはもう社会悪の1つなのだ。残念ながらユーザー側が情報武装して、薬を取捨選択して服用するしかないと思っている。

現在、デパスを服用している人は、2〜3日断薬してみるといい。おそらく、こんな毒薬を飲み続けていたのかと恐ろしくなるに違いない。しかし、そこが回復へのスタート地点である。気づいたら、減薬の方法をネットで調べ、実行することをおすすめする。もし、情報収集が面倒ならコメント欄にコメントしてくれれば、体験談をシェアすることもできる。

デパスを含めた睡眠薬は、最終的には「死にたくなる薬」だ。こんなものは、飲まないにこしたことはないが、服用していたら、明日からにでも減薬することが回復への近道である。

デパス 再考” への3件のフィードバック

  1. shinさん、こんばんは。はじめまして。
    9月末頃からshinさんのブログにお世話になってます。
    初期の頃から読み始めて参考にさせて頂いてます。
    私も2種のベンゾ系を服用していました。5日くらい断薬して(別のベンゾは服用)
    昨日試しに0.25mg(いつもの4分の1)のんだら、楽というよりふらふらになりました。
    1mg最初にのんだ時以上に薬物っぽかったです。ベンゾの離脱にベンゾってちょっと恐怖でした。
    shinさんの初期の文章「ベンゾの離脱にはベンゾしか効かない」名言だと思います。
    ちなみに今日も0.25mgのみましたがもう耐性?みたいに平常通り。
    未だに試行錯誤してますが、今月中には安定した減薬にしたいと思っています。
    長々と失礼いたしました。 いつも感謝しながら読んでいます。

    1. らんまいさん、はじめまして。

      減薬を試行錯誤されてるんですね。最初はおっかなびっくりで、なかなか進みませんが、1ヵ月も経てばだんだん慣れてくるので、怖がらずに一歩一歩進めていくことをお勧めします。頑張ってください。

    2. らんまいさん、はじめまして。

      薬を減らすことを始められたんですね。
      最初はおっかなびっくりでなかなか勇気が出ませんが、1ヵ月もやればだんだん慣れてきます。怖がらずに、勇気を出して頑張ってください。

      ちなみに私のブログは、実は2017年から書いています。現在は、2018年7月の減薬後しか公開していませんが、そのうちまた公開しますのでお楽しみに。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)