睡眠のしくみ 

以前、睡眠のしくみについてブログにまとめたことがある。 先週からメラトニンを服用した関係で、また不眠がひどくなるところだったので、備忘録として睡眠のしくみについてもう一度考えてみようと思う。

睡眠を発現するしくみは2つある。医者は偉そうに、説明することがあるが、正直、インターネットで拾ってくる知識以外何も知らない。だから、説明した後に、では、どうすればいいのかという結論にはならない。なんとなく睡眠薬や向精神薬を適当に処方し、時間とともにGABA受容体やセロトニン受容体をメチャクチャにしていくのだ。これが、寝付きの悪い健常者が慢性不眠症にされてしまう原因である。

以下は、机上の知識を実際に処方薬やサプリメントの服用後の副作用、離脱症状などを通して、それらが睡眠や体調にどう影響するのかを考えてみたい。

まず「睡眠恒常性維持制御」、「概日リズム機構」とは、いったいどういったものなのだろうか?

【恒常性維持制御】

睡眠は、2つのしくみでコントロールされている。

1つの目のしくみは、恒常性維持制御と呼ばれるしくみだ。

「睡眠恒常性維持制御」とは、簡単にいうと疲れを感じて眠くなるしくみのことである。健常者が聞くと、何を言っているんだ当たり前だろう?と言うだろう。しかし、GABA受容体が損傷していると、疲れないし、眠くならない。眠らないで何日も起きていると、眠れそうなものなのだが、実はどんどんハイになってますます眠れなくなるのだ。私は、断薬してから絶不眠が続き、もうそういう期間が11ヶ月続いている。信じられないだろうが、ずっとPCやテレビを観ていても目も疲れないし、ずっと活動していても疲れないし、眠くもならない。そして、筋肉痛もあまりない。フルマラソンに出場しても、なんとなく身体はダルいのだが、それでも眠れないような状態なのだ。よく、友人からサイボーグのようだと冗談を言われるのだが、結構傷つく。しかし、確かにサイボーグのような状態なのだ。

話をもとに戻すが、睡眠恒常性維持制御システムは、次のようにして稼働する。脳は活動している間に老廃物である睡眠物質を作り出し、脳に蓄積する。この物質が、疲労に応じて脳を休ませるのが睡眠というわけだ。この睡眠物質は、起きていれば起きているほどたまり、脳に働きかけて睡眠をもたらす。

脳内の睡眠物質は、アデノシン神経系、GABA神経系を介して睡眠を発現させる。睡眠薬の多くは、このGABA神経系に働きかけて睡眠おこさせている。僕の服用していたハルシオンやデパスは、疲労物質を取り込むGABA受容体の感度を増幅することにより睡眠を発現するのだ。私が10年近く常用していた睡眠薬、ハルシオンやデパスは、恒常性維持制御システムに働きかけて睡眠をおこさせている。

【概日リスム機構】

2つ目のしくみは、概日リズム機構による睡眠制御だ。概日リズムとは、約24時間周期で変動する生理現象であり、一般的には体内時計と呼ばれている。これは、「夜だから眠くなる」の習慣性のしくみだ。恒常性維持機構は、脳が疲れたから眠くなるのに対して、こちらは一定時刻になると働き、睡眠を起こすしくみだ。

概日リズム機構は、脳の奥にある体内時計が司っている。この体内時計は、地球の自転によりもたらされる24時間の明暗サイクルに合わせて、入眠したり起床したりという24時間のリズムを作っている。体内時計は、夜になってくると体の内部体温を少しづつ下げ、代謝を落とし、血圧を下げ、体全体を眠りにつかせる。こうした体内時計のしくみにより、夜の一定時刻になると、次第に眠たくなるわけだ。普通の人は、22〜24時になるとだんだんとだるくなり眠たくなるのはこのためた。

メラトニンは、この体内時計機構に働きかけ、夜の一定時刻になると、脳と身体を夜の状態にして睡眠を発現させる。セロトニンはメラトニンの前駆体といって、いわば材料のようなものである。

話はそれるが、医学というのはどうして一般的に使わない訳のわからない前駆体などという言葉を使って、本質的に重要なことを煙に巻くのだろうか?僕には全く理解できない。行政、法務、医療はこの傾向が本当に強い。その昔、頭のよい基準というのは、暗算ができたり、記憶できたりするものだった。しかし、今ではそんなものは100円ショップの計算機でできてしまう。しかし、医療業界では、未だにそんな分野で医師のプライドや見識を保とうとしている。実力勝負のIT業界で25年間働いてきた僕には到底信じられない無能な業界だ。こんな業界は、ぶっ壊すべきだと僕は思っている。GoogleやFacebookも傲慢なところは多々あるが、9割方生活を便利で、快適な方向に進展させている。こういった腐った分野にITのメスが入り、専門バカや老害を排除することを僕は次の10年に期待する。

久しぶりに頭に来て熱くなってしまった、すいません😅。

話を戻すと、

セロトニンとメラトニンの違いで、我々が知っていればいいのは、セロトニンというのは、幸せな気持ちにさせ、リラックスさせる。一方、メラトニンは気持ちをリラックスさせ、睡眠を安定させると一般的には言われている。しかし、それは、あくまでも一般的にはということであり、万人にはそう働かないこともあるということだ。

私の場合、GABA受容体が壊滅的に損傷しているが、セロトニンには問題がないと思われる。そういう人が、セロトニンやメラトニンはセロトニンを摂取するとセロトニン症候群になり、反対に過緊張が起こり、眠れなくなるということだ。

以前、僕のことを気遣ってくれてセロクエルが良いので、睡眠薬の代わりに飲んだらと教えてくれた方が居た。しかし、僕はセロクエルを以前飲んでひどい目にあった。今までで一番ひどい離脱だった。セロクエルは、様々な受容体に働きかけるいい加減な向精神薬だ。詳細は省くが、効果としては:

  • 抗躁効果:弱い
  • 抗うつ効果:強い

と、全く逆の作用が混在しているのだ。こんなものを服用させられて精神状態や体調がよくなるわけがない。そして、離脱が起きると:

  • 抗躁効果 → うつ悪化
  • 抗うつ効果 → 躁悪化

となるわけだ。この薬の目的はなんなのだろうか?初期の症状を複雑化させる薬にしか見えない。

まあ、私の場合、セロトニン受容体に働きかけ抗躁効果を期待してセロクエルが処方された。しかし、私の場合、もともと精神的な不安やうつ状態は全くなく、おそらくセロトニンの分泌も人並みだったと考えられる。そこに、セロクエルを服用したものだから、身体は火照るし、脈拍数は上がるし、24時間ハイの状態で体調も精神状態もメチャクチャだった。そして、その副作用に耐えられなくなり、薬を減薬すると、今度は劇症型の離脱に悩まされた。

ただ、セロクエルで眠れるようになった方も多い。そういう方は、おそらく、セロトニンが足らない方なのだと思う。私の場合、よく言われる外の日光を浴びろとか、運動しろとかいうことが、全く睡眠に結びつかない。もちろん、アウトドアはもとから好きで、日光を浴びるのも大好きだ。しかし、だから、リラックスできて眠れるかというと全く関係ないのだ。

セロクエルは、不安が強く、精神的に不安定な方には、短期的には、おそらく効果のある睡眠薬であろう。しかし、そういう問題がない不眠症患者には効果が無いと思う。そればかりか、離脱でひどい目に合うのではないだろうか?私の知る限り、何人かのTwitterのフォロワーさんもセロクエルでひどい目にあったという方がいる。おそらく、不眠症の原因は僕と似たものなのだと思われる。

【メラトニンは本当に睡眠に良いのか?】

体内時計システムに働きかけるセロトニン、メラトニンなどは、不眠症に効果があるだろうか?

私の答えはNOである。実際、私はメラトニンを服用しても全く効果が無かったし、それどころか、脈拍数が上がり、プチハイになってしまった。

では、メラトニンは睡眠に効果がないのかと言うと、おそらく、体内時計系の不眠症患者や不安が強く、精神的に不安定な患者には、効果があるのかもしれない。

Benzobuddiesでは、そういう方の書き込みもたくさん見ることができた。

しかし、私は、セロトニン(メラトニン)系の睡眠薬やサプリメントを飲んで、これまで何度と無く体調を壊したり、ハイになったりしている。最初は、タイの精神科にセロトニン系の強い向精神薬を処方された時だ。この時は、最初の1日くらいは多幸感らしきものがあったが、その後、常用期は、めまい、吐き気、不安、火照り、グルグル思考、慢性便秘、肩の硬直など体調不良のオンパレードだった。そして体調不良のクライマックスは向精神薬の減薬時であった。この時は、精神が崩壊し、生まれて初めて、自殺寸前までいってしまった。ベンゾジアゼピンはもとより、向精神薬も副作用、離脱症状とも凄まじいものがあるので、注意してもらいたい。

セロトニン系のサプリメントは、セロトニン、5-HTP、メラトニン、ナイアシンなどがあるが、脈拍数が上がり、ハイになるレベルは、ナイアシン>5−HTP>セロトニン>メラトニンだったような気がする。このうち、脈拍数までチェックしていたのはナイアシンとメラトニンだけではあるが。いづれも、身体が火照り、プチハイになり、リラックスができなくなる。一般に言われている、セロトニンやメラトニンの作用とは正反対だ。

おそらく、これはセロトニンやメラトニンの分泌には問題がないのに、セロトニンの取り込みを無理やり増やしてしまった結果、セロトニン症候群になってしまったために起きる不調なのである。

【絶不眠とメラトニンの関係】

絶不眠の原因は、どちらのしくみが関係しているのだろうかよく考えてみよう。

絶不眠は、まず入眠ができないのだ。そして、入眠より前に、そもそも、ずっと絶不眠が続いても、眠気も感じないし、脳が覚醒している状態なのだ。脳内の睡眠物質は、アデノシン神経系、GABA神経系を介して睡眠を発現させるのだが、僕の場合、ベンゾジアゼピンの依存でGABA受容体が減退しており、以前のGABAの量では睡眠を発現できないのだろう。疲労感や眠気を感じないのも、GABA受容体の減退に関係しているのだろうと思う。GABA受容体にGABAの鎮静効果や睡眠効果を発揮させるためには、GABAの量を増やすか、GABA受容体の自然再生を待たなければならいのだ。

おそらくだが、僕の場合、体内時計の異常は殆どない。もしそうなら、メラトニンを摂取しても、睡眠が発現することはない。それどころか、私の経験したのは脈拍数の上昇(5程度)とプチハイである。

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