デパスとハルシオン

最近、睡眠薬のことについて殆ど書いていないが、読者の中には現在も服用中で苦しんでる方が多いと思うので、今日は私の20年近い睡眠薬服用の歴史で最も服用期間が長く、最後まで減薬に苦労した2つの毒薬について話したい。

まず、その前に私の睡眠薬の服用歴を簡単に説明すると、私が睡眠薬を頓服薬として服用し始めたのは米国留学中の論文執筆中だったと思う。当時、図書館で朝の3時、4時まで論文を書いていたので、興奮して眠れなくなり、仕方がなくSafewayというスーパーに行って、キャンディーを買か何かを買う手軽さで購入し、服用していたのが、トランキライザーとか、ソムネックスなどの睡眠薬だった。当時は、米国では睡眠薬がスーパーなどで簡単に買えてのである。その後も、ストレスで眠れないときは、帰国後もよく服用していたのではないか。海外旅行に行ったときは、必ず睡眠薬をお土産で買ってきたのを覚えている。

その後、睡眠薬を常用し始めたのは精神科に通院し、薬漬けにされた2011年からだ。記録がないので、定かではないが、2011年から2018年までに、記録があるだけでも20種類以上の睡眠薬や向精神薬を処方された。多いときは、一度に5錠くらい服用させられていた。だいたいの期間、2〜3種類の睡眠薬や向精神薬を服用させられ、不眠も体調も緩慢なプロセスで徐々に悪化していった。7年間の常用期間で最も頻度が高く処方されていたのがハルシオン、デパズ、マイスリーだった。また、結局最後まで抜けなかったのはハルシオンとデパスだった。

ここで、知っておいてもらいたいのはマイスリーはベンゾじゃないから安全だと医師から言われて勘違いしているお人好しが多すぎることである。医師が安全だというのは、「ベンゾではない違う毒薬だから大丈夫です」と言っているのと同じだ。ベンゾもかつては、バルビツール系の代替薬として「安全な薬です」と言われていたのだ。騙されないで欲しい。これは、ベルソムラも同じである。どちらも、離脱も反跳不眠もある。ベンゾと違う脳の神経系を壊すというわけだ。マイスリーやベルソムラは、ベンゾとは違う毒薬ですよと医師は言っているだけで、あなたの睡眠が悪化しようと、体調が悪くなろうと、保険点数が入ってくればそんなことはどうでもいいのを覚えておこう。

さて、話を戻してハルシオンとデパスだが、これらはどちらも半減期が短く、力価が高い離脱発症や断薬にとって最悪の特徴をもつ精神薬なのである。簡単のために、ざっくりと説明すると、半減期とは、薬が効かなくなる時間で、力価とは薬の強さである。つまり、デパスやハルシオンというのは、薬の効き目が強く、作用時間が極めて短いという意味である。ちなみに、ハルシオンもデパスも最初に服用したときの効き目は驚くほどすごい(力価が高い)、そして、2〜4時間程で効き目がなくなる(半減期が短い)と多くの人が感じるのだ。

ハルシオンは、睡眠導入剤として処方されることが多く、服用後30分くらいで気絶するように入眠できる。しかし、それは最初の1〜2ヶ月だけでだんだんと効果が薄れてくる。そして、それだけではなく、2〜3時間で目が冷め、覚醒し、その後は再入眠が全くできなくなるのだ。そこで、患者は精神科に行き、中途覚醒用の睡眠薬を処方してもらい、この繰り返しで睡眠がどんどん悪化していくのだ。

しかし、ハルシオンは実は睡眠を悪化させるだけではない。睡眠機能に障害をおわせるだけでなく、離脱症状で精神を不安定にさせ、肩や首回りの硬直を発症させる。特に、肩や首、背中にかけて強張りがひどくなり、患者は不眠が原因だと勘違いし、医師に相談すると、必ずと言っていいほど、医師はデパスを「この薬は気持ちを和らげ、筋肉の緊張をほぐす薬でずっと飲んでいても大丈夫ですよ」などと言って、デパスを処方していくる。今は、なかなか処方できなくなったようだが、おそらく、安全な薬を称して、他の毒薬を処方しているに違いないのだ。

ところが、デパスも殆ど作用はハルシオンと実はかわらないのだ。デパスは主に、筋肉の緊張を和らげる、不安を和らげるとされているが、作用は、主に3つである。

1.睡眠作用

2.精神安定

3.筋弛緩作用

つまり、睡眠作用が主作用のハルシオンと一見違って見えるのだが、作用は殆どハルシオンもデパスも同じだなのだ。そして、これらの作用が有効なのはいづれも2〜4時間で、1〜2ヶ月すると、だんだん薬が効かなくなり、薬をどんどん増やしていかないと、以下の状態に襲われるのである。

1.不眠悪化

2.精神不安

3.筋硬直

つまり、薬の作用は1〜2ヶ月経つと、今度は反作用になって貴方を襲ってくるのである。これを離脱というのだが、離脱が恐ろしいのは、薬の服用でそういう状態になっているのではなく、薬によって貴方の脳と身体が変質してしまった結果なので、薬を止めてもすぐには治らないし、急に止めたりすると、薬でバランスをやっと取っている状態なので、症状が劇症化するのである。

ここでは、複雑な話は省略するが、力価が高ければ高いほど、半減期が短ければ短い程、離脱は悪化し、減薬・断薬は難しくなる。このしくみについては、ここでは説明しないが、とにかく、ハルシオン、デパスは減薬するのも、断薬後の離脱や不眠も半端じゃないのは、覚えおこう。しかも、減薬が辛いからといって服用を続けると、体調がどんどん悪化し、天国への階段を登ることになる。その階段を自分の意思で戻るのは至難の技である。しかし、自分の意思しか戻れる方法はなく、自分以外のいし(医師)に頼れば、ますます不眠も体調も悪化する結果になる。

だから、ハルシオンやデパスを服用している人は、今から減薬の情報を集め、実行に移すことをオススメする。そう書くと、私はマイスリーだから大丈夫と勘違いする人がいる。マイスリーやベルソムラは、そのうち効かなくなり、ODするか他の睡眠薬や向精神薬を必ず併用することになる。そうなってからでは、遅いことを今から知っておいくべきである。

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デパスとハルシオン” への7件のフィードバック

  1. はじめまして。僕の知り合いでハルシオンを何十年も服用してる方がいます。もう70才になりますが銀座一等地で高級飲食店を経営しております。未だ至って元気で現役一直線です。以前、世間話程度から知りましたが特に受診する訳でもなく横の繋がりから医師や政界の方が多く薬が無くなったら貰ってるようです。そんな知人達の多くが服用してるようです。皆さん元気でハツラツと過ごしているんです。こんなにも服用に個人差があるのでしょうか?不思議でなりません。素朴な疑問程度のご意見伺えたら幸いです。

    1. 商社マンさん、はじめまして。

      離脱が発症するのは全体の5割強と言われています。
      逆を言えば、半数弱の人は何の離脱も発症せず、服用していても問題ないのです。
      例えば、有名な例では松下幸之助さんや読売の渡辺さんは睡眠薬をずっと飲んていて問題ないそうです。
      まあ、問題ないと自分が思っているだけで、離脱として発症している肩こりや便秘などの生活習慣病と勘違いしている
      人も多いと思いますが。私も全く気づかなかった自分の体質、加齢、寝不足だと思っていたい体調不良は今は殆どありません。

      しかし、商社マンさんはどうしてこのサイトにご興味を持たれたのでしょうか?

      1. よく覚えていませんが何の検索からかTwitterで見掛けて読ませて頂きました。本当に何日も眠れない人がいるのか?と驚きばかりです。メディアに取り上げて貰い解明してもらう事はどうですか?

        1. なるほど。好奇心からなんですね。
          何日もではなく、私の場合、断薬後最初の8カ月は一睡もできませんでした。

          薬害不眠は脳の障害で検査では何もわかりません。だから、病院では何もしてくれませんよ。

  2. マイスリーは非ベンゾジアゼピンとかいう名称を付けられてベンゾより安全ですよみたいな体裁をとっていますが、これに騙されて睡眠薬デビューする人は多いですね。
    おそらく商売用に「非」なんてつけてるのでしょう。私も騙されたクチで、ルネスタの離脱で地獄のような苦しみを味わいました。

    マイスリーもルネスタも、脳のgabaをダメにするという意味でれっきとしたベンゾと同レベルの危険睡眠薬ですね。

  3. 不眠から受診して最初に処方されたのはマイスリーとメイラックスでしたが、こちらの記事はまさに自身を見ているようでした。

    1. 久原さん

      皆さん、同じような経緯で不眠が悪化し、うつ病になり、最終的に取り返しのつかない寝たきり状態に近い状態まで落ちていきます。
      不眠症ごときにと思われがちですが、本当に怖いですよね。私は、不眠症だけではなく、生活習慣病は殆どこのビジネスモデルで
      成り立っていると最近気づき始めました。

      ファイザーの大株主は、ずっとロックフェラーだったらしいのですが、ロックフェラー一族は絶対病院にいかず、自宅農園で作ったものし
      か食べないそうです。つまり、そういうことなんです。

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