減薬治療と便秘

薬害不眠症で酷かった離脱として便秘がある。今回は減薬治療により離脱である便秘がどのように軽減されたかについて、治療期別にまとめていきたい。

常用期(2011〜2016年)

−便秘は50年間、殆どしたことがなかった

−健康診断の際にバリウムを飲むと便秘をするようになった

−バリウムの下剤が効かないので、加齢による便秘なのかと思っていた

常用離脱期(2016年〜2018年/6)

−2015年くらいから便秘を良くするようになった

−2017年には慢性便秘化して、便通が毎日ではなくなった

−慢性便秘化し、1ヶ月に1回くらいは下剤を使っていた

−2018年からはほぼ毎日便秘だった

減薬期(2018/7〜2019/1)

−減薬初期で慢性便秘が一気に解消した

−減薬中期で便秘になり、後期で慢性便秘に戻った

−減薬後期からまた酸化マグネシウムなどを使用

断薬後(2019/1〜)

−断薬後2〜4週間くらいで便秘は徐々に軽減、解消した

−基本的に毎朝便通がある

−慢性便秘は解消したが、非定期的に1〜2週間便秘気味になることがある

−ただ、便通を良くするために下剤は必要ない

便通は、睡眠薬の副作用と離脱作用の複合作用で悪化するのだと私は考えている。もし副作用なら、薬を止めれば数日すれば便秘は解消するはずである。しかし、そう簡単には解消しない。しかも、以前ほど酷くはないが、断薬後も、まるで波が押し寄せるように便秘が悪化する周期がある。その便秘の周期と肩の硬直、不眠の状態が同期している。

おそらくGABA受容体の損傷と関係があるのだと私は思っている。腸のぜんどう運動は、副交感神経優位時に有効になるのだが、GABA受容体が損傷していると、交感神経優位(過興奮)の状態が続き、腸のぜんどう運動がうまく行かない。この結果、便秘になるのだろう。

断薬後は、もちろん睡眠薬の副作用などない。脳の損傷が治りきれていない状態でおきる交感神経のプチ暴走が便秘の原因になっているのだろうと私は思っている。

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