コロナ禍になってからもう半年程が過ぎた。しかし、収まる気配は全くなく、逆に事態は、どんどん悪化している。この人災はいつになったら収まるのであろうか？
すべての発端は、中国で、拡散したのも中国の隠蔽体質が原因だが、各国は自国の生き残りに必死で根本原因を忘れかけている。政治家は、経済制裁でお茶を濁そうとしているが、原則は、人権も法治の概念もなく、何でもありの民度の低い国と国民とは交流を厳しく制限しなければ国民の健康は守れない。中国人に対して偏見はないが、やはり民度が低すぎる。コロナが終わっても、また数千万単位で日本旅行に来られたら伝染病や犯罪、公害の防ぎ用がなくなる。中国は、国内で民主化運動が起こり30年間くらい経たないと、民度は上がらないと思う。日本は、経済力が落ちても、健康で、平穏な毎日が送れる国を目指せばいいでのではないだろうか。経済力や国力で凌ぎを削り、疲れる国の競争は米国と中国に任せておけば良いのではないだろうか。
しかし、残念ながら今回のコロナは中国以外、特にアメリカで感染が爆発している。これは、たしかに政府や行政の対応にも問題があるだろうが、日本のように政府と行政が殆ど機能していないのに、国民の自助努力でどうにかなっている例もある。
私はかなり昔だが米国に4年半住んでいたことがある。その時の体験を元に、推察すると、今回の米国の感染爆発は米国人の国民性が原因である。米国では、コロナ感染者をわざわざ招待し、濃厚接触して楽しむコロナパーティが流行っており、これがきっかけで多くの20〜30代の若者がコロナに感染したことが報じられている。30の若さで亡くなったコロナパーティ参加の若者は、死ぬ前に「コロナは噂ではなく本当だったようだ」という旨を残して死んだらしい。
一見、遠い国から見ると、アメリカ人はアホか？としか思えない。しかし、これもアメリカ人特有のプレッシャーがあり、おそらく、あるコミュニティに属していると参加せざるを得ない状況なのだと推察する。アメリカ人、特に若い世代は、価値観がCool とそれ以外しかない。Coolの中でもピラミッドはあるのだが、とにかくこの2大分類の中のCool側に入らないと、人生は終わりだというようなどうしょもない価値観があるのだ。学校や職場などでのコミュニティの中で、Coolなグループに入るに最も身近な登竜門がパーティなのだ。おそらく、今回もコロナ感染者を何人か招待して、キスしたり、ハグしたり、回し飲みしたり、もしかしたらもっと濃厚接触するようなどうしょもないパーティをやったに違いないのである。
日本人が考えると、なんでこんなことをするのだろうか理解できないだろう。しかし、米国人のアホな一般の若者には、これがCoolなのである。おそらく、「コロナなんて怖くないぜ。がはっはははは。俺様は無敵だ！」くらいの考えなのである。信じられないが、これはアメリカ人なら女性でも同じだ。だから、マスクもひ弱に見えるので絶対しないのである。
トランプ大統領が頑なにマスクをしなかったのは、こういうアメリカ人のCool絶対主義を良く理解しているからで、彼自身がコロナ感染にむとんちゃくなわけではな絶対ない。彼は、酒も飲まないし、タバコは吸ったこともない、人と握手するのはばい菌が心配で滅多にしないのをご存知だろうか。コロナウィルスなどもってのほかなのだ。それでも、マスクを頑なにしないのは、Coolではなくなるからという超単純な理由なのである。
スポーツ好きのアメリカでどうしてサッカーが流行らないのかの一つもCoolが関係している。サッカーでは、相手のイエローカード、レッドカードを取り自分のチームが有利に試合ができるように、わざと転んだり、大げさに痛さをアピールしたりする。「痛くても、俺はCool、平気だぜ」という米国人スピリットにそういったレフリーに対する主張演技が合わないのである。米国人なら骨が折れてても、平気だぜと試合を進め、選手が重体化する方が美しいのである。こういう部分はある意味日本の武士道と似ている。だから、一部の米国人は日本のスポーツマンシップやマーシェルアーツが好きなのである。
話はそれたが、米国で感染が一向に終息しないのは、日本とは違ったそういうどうしょもない事情があるのだ。おそらく、若者だけではなく、高齢者でもガハハパーティや食事会、茶飲み会はあるはずだ。まあ、フレンドリーと言えば、フレンドリーなのだが、もう少し思慮深く行動してほしい。こういうお国柄が感染をどんどん悪化させているのではないだろうか。
これで、結局は米国製ワクチンで製薬会社が世界で何十兆円も儲けるんだろうから、コロナパーティで死ぬのはファイザーやロッシュを儲けさせるだけだと思うのだが。