創作病:処方のために必要な病名

病名というのはなんで必要なのか考えたことがあるでしょうか?

答えは、薬を処方するためなんです。

例えば、肩が痛いと言って病院に行っても、筋弛緩剤は出してくれません。しかし、症状だけでは筋弛緩剤や安定剤などの危険な薬は処方できません。そこで、◯◯症などという病名が必要になるのです。

よく考えてみると、◯◯症というのは「こういう症状」という意味で「どこが悪い」とは言っていません。だから病気ではないのです。ところが、治療した風にするには薬を処方しなければならないので、創作的な○○症などという病名をつけて薬を処方するわけです。

だから、この手の「症」的な病気の原因を調べていくと、必ず以下のような説明があります。

「病因については、様々な議論が出ておりますが、決定的な病因はまだ明らかになっていません。厚生労働省が、現在研究を進めている状況です。」

つまり、何もわかってないので、○症として、とりあえず薬を処方しておきますということなのです。

私は、離脱で苦しんでいる時に、背中が痛かった時は「脊柱側湾症」、肩の硬直が治らない時は「線維筋痛症」、眠れない時に足に感じる違和感は「むずむず脚症候群」などと自分なりに病名を見つけ、その都度病院に行って症状を悪化させてしまいました。不眠症の方は体調の不良については、離脱と捉え、減薬で不眠と離脱そのものを治療するのが得策だと思います。

どこまで正確な数字かはわかりませんが、<strong>「線維筋痛症」を始めたの創作病の患者数はざっくり200〜500万人だそうです。ベンゾの常用者数は700万人くらいだそうです。おそらく私のかかった殆どの○○症は薬害なんではないかと疑っています。</strong>

ちなみに、私の場合、減薬後に20年以上続いていた慢性腰痛がなくなり、過去5年ほど続いていた背中の痛みも全くなくなりました。眠れない時は、今でも足の違和感は気になりますが、それはそういうものだと気にしないことにしています。

「気にしないこと」も新たな病気を作らない重要な免疫だと私は思っています。

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