耳鳴り

耳鳴りで悩む人は多いが、1年以上続き耳鳴りは、悩むのを諦めたほうがいいと思います。僕は、2011年から耳鳴りが続いていて、体調により一時的に軽減することはあるが、平均的な耳鳴りの強度レベルはMAXの状態が安定して続いている。これは、もう慣れるしかないと思っています。

耳鳴りの原因は、諸説あるが、結論から簡単にまとめると、原因は不明で治療法も確立されていない。良心的な医師ははっきりと「治りません」と言ってくれる。私の場合、不眠症では現れなかった良心的な医師が耳鼻科にはいて、はっきりと「短期間で治らない場合は、おそらく治りません」と言ってくれた。僕としては、なんて頼りない医師なんだと当時は腹が立ったが、彼が正しかった。あれから12年経ったが、耳鳴りは全く軽減していない。いろいろな薬や治療法を試しながら通院期間を伸ばすのは、名医ではなく、迷医だ。

耳鳴りでわかっているのは、実際に音がしているのではなく、脳の誤動作で実際発現してない音を脳が音として認識してしまっているということだ。しかし、これがどうして起きているのか、その治療法はというと、全く確立されていない。いくつかの治療法があるが、効果があるのは一時的な耳鳴りに対してであり、はっきり言って、その治療法の効果なのか、時間薬が効いたのかも定かではない。

僕自身、耳鳴りがして2〜3年目で不眠も悪化していったため、耳鳴りが治らないことに絶望した時期もあった。人間は、かすかな希望があると思いながらそれが少しづつ崩れ始め、追い詰められていく状態が一番きつい。

残酷無い言い方かもしれないが、耳鳴りが1年以上続いている人は、「もう治らない」と腹を括ったほうがいいと思います。その方が、本人も精神的に楽になるし、治らないものに時間とお金をかけ、希望を削られていくよりよほど毎日が充実すると思います。僕も耳鳴りの治癒、軽減を諦めた時から肩から荷物が一つ外れ、体が軽くなったように感じたのを覚えています。

治らないことを認めるのは勇気が必要です。認めるまでの期間はとても落ち込むかもしれません。ただ、耳鳴りがするのをデファクトとして生きて行くのを決めると、そこに意識が集中しなくなり、何かに夢中になっている時は耳鳴りがしていても、あまり気にならないことが多くなることに気づき始めます。

もしかすると、夢中になことが増えると耳鳴りはよくなるのかもしれませんね。僕は、最近、なるべく、楽しく、夢中になれることを探し、やるようにしています。

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