みなさん、こんばんは!秋は、季節の変わり目で断薬後は体調を崩しやすいので、なるべく体を動かして乗り切りましょう!
さて、今日はARPUというネット業界のビジネス用語の話です。不眠症患者はだいたい精神科や心療内科に通院しますが、彼等が知っているかどうかは僕は知りませんが、開業医の医院運営の基礎はまさにARPUで、これが日本国内の不眠症患者や精神病患者数をどんどん増やし、初診から病状を悪化させ、通院を長期化させる根源なのです。不眠症の本当の正体(たぶんうつ病の殆ども)は、このARPUが根源です。
勘違いしないで頂きたいのは、僕は精神医療を全否定しているわけではありません。医者もビジネスですから、彼等は自分の運営する医院で利益を出さなければなりません。何も、彼等はボランティアでやっているわけではないのです。私達、患者は中古車屋で事故車を掴まされないように注意するのと同じように、医者に言われたことは8割位は嘘だと思うことです。診断について自分なりに調べ、他の医者や(だいたい当てにはなりませんが…)、ネットなどを使って診断をどれくらい信じて良いのか、処方された薬は服用して大丈夫なのかを調べ、自己責任で判断し、不眠症の治療に取り組まなければならないということです。これが私の言いたいことです。精神医療や医師には何も期待していませんが、批判するつもりはありません。そんなことをしても、自分の精神状態が悪くなるだけで、何も変わらない。時間の無駄です。
さて、前置きが長くなりましたがARPUの話に戻ります。ARPUとはAverage Revenue Per Userの略で直訳するとユーザー1人あたりの平均収益という意味です。私のいるIT業界では、住宅や車のように1つのサービスに対する対価はそれほど高くありません。例えば、回線は4〜5千円、スマホの通信は1000〜6000円、アプリは300〜1000円位でしょうか。1月当たりのサービスの料金はそれほど高くないのです。そのため、事業を安定的に成長させるためには、1人でも多くのユーザーを囲い込み、そのユーザーに基本となるサービスに追加してオプションを積み上げて買ってもらうこと、そして、なるべく長い間使ってもらうことが事業成功の秘訣なんです。
ソフトバンクが大赤字を出しながら、通信回線モデムを無料で配ったり、スマホの通信の契約にiPhoneをただで提供したりするのは、まずは顧客を囲い込んでしまうためです。その後に、様々なチョイ載せサービスをオプションで提案し、通信回線品質やサポートを向上させながらなるべく長い間使ってもらいながら事業を拡大させていくわけです。
つまり、ある一定期間の業績は、下式のようにユーザを最大化し、積み上げるオプションサービスを増やし、契約期間を伸ばすことによって最大化されます。
ユーザー数 ✗ サービス数 ✗ 利用期間 = 業績
実は、患者単価の低い精神科医業界もIT業界と事業モデルは一緒です。みなさん、メンタルクリニックに行って、診察を受けても、そんなに高くないですよね?僕は、メンクリを離脱してからもう3年になるので、よく覚えていませんが確か2000円くらいだったでしょうか。睡眠薬はジェネリックだと1500円くらい、そうでなくても3000〜4000円くらいでしょうか。ほら、スマホや回線代と同じくらいですよね(偶然か(^o^))。顧客単価が低い場合、前述した通り安定的に儲けるためには、顧客数を増やすこと、オプションサービスを増やすこと、そして利用期間を伸ばすことで事業の成長は決まります。
この3つの変数にパーフェクトな解を与えるのが睡眠薬・向精神薬なんです。
まず、患者数の拡大から見ていきますか。睡眠薬を処方すると、一時的に眠れるようになりますので、たびたび通院するようになります。「あの先生は優しいし、すぐに睡眠薬をくれる」ということで、集客できます。このチリツモで患者はふえていくわけです。
2つ目のオプションサービス数の増加ですが、睡眠薬というのは最初は1錠で眠れていたのが、だんだんと2錠でないと眠れなくなり、3ヶ月もすると他の睡眠薬と飲み合わせしないと眠れなくなってきます。医者は、入眠障害だとか、中途覚醒だとか、早朝覚醒だと、熟睡障害だとか、不眠症の治療とは全く無関係な適当な専門用語を使い、巧みに中途覚醒用だとか、熟睡用だとかのオプションサービスを出してきます。「この薬は安全だから」と言って、新しく開発されたまだ未知の離脱症状が確認されていないベルゾムラなどを処方することもあります。他にも精神安定剤などの向精神薬を処方することもあります。意味のない高額検査やAppleWatchより精度の劣る活動計を付けられ月次でお金を課金されることもありますが、検査をしても何もわからず、またオプションの薬を処方されるのが関の山です。だいたい、睡眠薬や向精神薬の離脱で通院時はだいたい過緊張の状態になっています。そんな時に、いろいろな検査をして「ああ、過緊張の状態だね。普通の人はこれが○○くらいだから、あなたはかなり高いねえ」とか言われても、今考えてみると、よくもあんなにでたらめなことが言えるなあと感心していまいます。
3つ目の利用期間の延長も睡眠薬を処方すれば簡単です。睡眠薬を3ヶ月も処方していれば、半分以上の患者はだんだんと睡眠薬の処方量が増え、常用離脱が常態化し、通院しなければよく眠れない状態に陥ります。これで、通院期間がどんどん伸びていき、気づくと不眠症になってから通院期間が5年になっていたなんていうことになるわけです。これでほぼ永遠の契約期間を得たも同然です。
ソフトバンクは、莫大な費用を使ってプロモーション活動でユーザを獲得し、より良い商品開発をして売上をかさ増しし、サポートの向上を通して利用期間を延ばし、売上を拡大させています。一方、精神科業界は、コロナや東日本大震災のような社会不安が生じることで、自然にプロモーションされ集客でき、その後は睡眠薬を出すのみで事業が拡大していくしくみになっているのです。
反対に、本当に良い精神科医が存在したとします。彼は、睡眠薬の危険性を十分理解しており、認知行動療法などで患者に自然入眠を回復させようとしたとします。それでも、浅はかな患者の多くは、即効性のある睡眠薬の処方を望むでしょう。それでも、その医者は睡眠薬を処方しません。理想的な精神科医ですね。
しかし、こんな運営をしていたら、経営的な視点から断言しますが、病院は100%潰れます。
客単価の精神科は、ARPUをベースに戦略的に運営されているのです。その戦略の主軸は睡眠薬で、商品のポートフォリオがよく医者に見せられる「睡眠障害タイプと処方薬」です(下図参照)。
わかりました?
そういうことなのです。