不眠症と朝立ち、勃起、性欲について

僕のブログは女性読者が多いので書きにくいのだが、人間にとって、特に若い不眠症患者にとって、性欲はとても重要なことだと思うので、勇気を出して、僕の体験を元にして記録しておこうと思う。

ここからは男性のお話なので、興味のない女性は気分害すると思うので、他の記事をお楽しみ下さい😅。なまなましいので、読まないでね。そういうと読むんだろうなあ😂。

このトピックに興味を持ったきっかけだが、AmazonPrimeのChaserという韓国映画だ。詳細は省くが、登場人物の猟奇殺人者が勃起不能者なのだ。僕も常用離脱後は殆ど勃起しなくなったので、同情しつつも、でもだからといって人は殺さないし、そもそも性欲なくなったら女性に興味なくなるんじゃなか?などとあれこれ自分の状況と比べて考えたのである。そして、自分がもっと若かったら状況が違ったのかなあなどと考え、このトピックに興味を持った。性欲、勃起、朝立ちと睡眠はどういう関係にあるのだろうか?

もともと僕は性欲が強い方ではない。聖人ではないので、女性は好きだし、AVも好きだ。しかし、人と比べるとおそらく、性欲は強くない。自分では元祖草食系だと思っている。結婚していた時も、浮気をしようと思ったことは無かったし、興味もあまりなかった。どちらかというと仕事とアウトドアや旅行の方が好きでそちらに興味が向いていた。

しかし、周囲が40代で性欲が落ちてバイアグラの話などをし始めても、そんなものがどうしてこの40代で必要なのだろうかと思っていたので、生殖機能は極めて健康だったのだろうと思う。

しかし、常用離脱が悪化して以来、あまり性欲がなくなり、勃起もしなくなった。しかし、性欲が無くなったなどといって悲しんでいる余裕はなかった。体調不良のオンパレードで自殺まで考えるような状態で、勃起しないなどと悩んでいる余裕はない。

一般に男性は朝立ちという勃起現象が早朝に起こる。これは健康な男性のバロメーターらしい。しかし、僕は常用離脱以後、だんだんと朝立ちが少なくなり、断薬後はほぼ朝立ちしなくなった。

Wikkiによると、朝立ちとは以下のような生理現象らしい。

「睡眠には周期的に交互に起こるレム睡眠とノンレム睡眠があり、夜立ちはレム睡眠の時に、性的な興奮や性的な夢とは関係なく起こる。レム睡眠時に起こる身体各所の運動の一種で、定期的に海綿体内に血液を送ることによる勃起力のメンテナンス作業、またストレス解消作業であるといわれる。また60歳以上の男性は、ノンレム睡眠のときにも起こるともいわれていて、ほとんどの男性は一生にわたって経験する生理現象である。就寝中に勃起が起こるものを夜立ち(よるだち、夜勃ち、夜起ち)、それが朝睡眠より目覚めたときまで維持されているものを朝立ち(あさだち、朝勃ち、朝起ち、英語: morning wood、morning glory)ともいう。この現象は睡眠のメカニズムによるものであり、性的な夢を見たことに起因するという考えは間違いである。」

つまり、睡眠メカニズムに深く関係しているのだ。しかし、朝立ちを英語ではMorning Glory (朝の栄光)と言うのか😅。

そう、そしてその栄光が常用離脱を起こした頃から段々と少なくなり、減薬時はよく覚えてないが、断薬後は一切なくなった。本当に数ヶ月に1回くらい、よく眠れたか、休めた朝には朝立ちがあったのを覚えている。しかし、記憶に残っているのは断薬後9ヶ月の中で2回だけである。ほぼ無くなったと言っていいだろう。

今まで朝立ちについては、それ程気にしていなかった。なぜなら、加齢のせいだと思っていたからだ。また現在の最重要課題は、薬なしで入眠できることであり、睡眠が取れて、食事がおいしければ、まずは良いだろうと考えていたからだ。

しかし、最近、少し余裕が出てきて、そういえばどうして断薬後は殆どの離脱症状が解消されたのに、朝立ちは逆行してしまったのだろうかと疑問を感じるようになってきた。断薬後は、身体からベンゾという毒薬が抜けたのだから、朝立ちが少しは戻ってきそうなものである。

あれ程苦しんでいた希死念慮の後でも朝立ちがあったのを覚えている。さすがに、希死念慮の期間は朝立ちはなかったが、希死念慮から3週間程経ち、定山渓の温泉に行った。その夜に少し眠れ、朝起きると朝立ちしていて、こんなにひどい目にあっているのに、身体というのは何に刺激を感じて反応しているのかと不思議だった。何も性的に興奮するようなことはなかったからだ。

しかし、Wikkiの情報を踏まえると、朝立ちとは、睡眠メカニズムと深く関係しているのである。そして、60代以上はノンレム睡眠時にも勃起し、男性には一生起きる生理現象だとあるので、生きていれば性欲とは関係なく起きるのだ。つまり、身体が健康に戻っていれば朝立ちは起きるはずなのだ。

逆説的になるが、朝立ちが全くないということは、現在、僕は完全に絶不眠なのだ。逆に言うと、2〜4月頃に一晩中眠れずリラックスはできていた頃に、尿意を感じてトイレに行くと、勃起していたことがあった。あれは、知らない間に短いレム睡眠が取れていたのかもしれない。Wikkiによると尿が溜まって勃起するという仮説は間違いらしい。

ちなみに僕の場合、常用離脱後の朝立ちの記憶を元にしてまとめると:

常用離脱後(睡眠時間1〜3時間) → 週に数日

減薬時(睡眠時間 0〜3時間) → 週に1回あるかないか

断薬後(睡眠時間 ほぼ0)→ 皆無

と、イメージ的にはこんな感じだ。つまり、ベンゾの体内血中濃度が低くなるほど朝立ちが減っているイメージだ。これは、おそらく睡眠時間に比例しているのではないだろうか?

朝立ち、夜立ちが無いと、定期的に海綿体内に血液を送ることによる勃起力のメンテナンス作業ができない。つまり勃起ができなくなり、それが性的興奮=性欲を覚えなくなった原因かもしれない。

私は、結婚もしたし、離婚後も何人かの女性と付き合った。今は1人だが、不眠症になってから、SEXをしたいとは全く思わないし、女性と付き合いたいともそれ程思ったことがない。どちらかというと、不眠症のことがわかってくれる人が女性でも、男性でも周りにいてくれればいいのだ。寂しい時は、チワワが欲しいくらいだが、精神安定してきたら、それ程寂しいこともない。だから、性欲が無くても、朝起きた時に勃起しなくても、入眠でき3時間でも毎日眠れればもう何もいらないような気持ちだ。

しかし、若い不眠症患者が僕と同じような経験をしていたら絶望するのではないだろうかと思う。僕も回復途中だからいい加減なことは言えないが、おそらく眠れるようになって、睡眠中に勃起運動のメインテナンスを行うことができるようになれば朝立ちが戻り、勃起できるようになるのではないだろうか?そうすれば、性欲は戻ると思う。

おそらくだが、朝立ちによる勃起メインテナンス→性的刺激→勃起→快感→性欲のような朝立ちから性欲への流れがあるのだと思う。しかし、現在の私の場合で説明すると:

朝立ちが無いので勃起メインテナンスできない→性的刺激→勃起が中途半端→快感がない→性欲無い→仏の心とこういうことなのだと思う。

こんなことを真面目に考えたことは今までなかった。しかし、不眠は勃起メインテナンス機能を低下させ、勃起困難になり、性的刺激に反応しなくなり、性欲が落ちるという生殖機能メカニズムが崩れる元凶なのだと思う。

驚いたことに、1年以上かけて髪の毛は7割方戻った。一時は生まれたての赤ちゃんくらいまで薄毛になってしまったが、今は年齢相応の薄毛だ。髪の毛にコシもある。

おそらく、眠れるようになれば、朝立ちも戻ってくると思う。だから、20代、30代、40代の人も諦めないで欲しい。

しかし、性欲が戻って寂しくなったらどうしよう?GFと別れ、1人になってから既に3年が過ぎた。もう人生も後半なのに、こんな時期から性欲が戻っても、それはそれで考えものだ。若い時と違い、誰にも相手にされない。それはそれでもっと寂しい😂。困ったものだ。

プッシュ通知を

不眠症と朝立ち、勃起、性欲について” への1件のフィードバック

  1. こんにちは

    3大欲求の1つ、性欲はとても大切で避けて通れない問題でもありますから
    取り上げていただき、大変うれしく思います。
    我々はこの内の睡眠欲が妨げられるという何とも皮肉な状況下に居ますから
    尚のこと性欲と密接に関係しているんだろうと思います。

    今年もあと3ヶ月、がんばりましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)