薬害不眠症を見極めるためには

不眠症患者が陥りやすいのは、通院すればするほど不眠も健康状態も悪化するのに、医者が全くあてにならないということです。

こういう場合、転院してもまず問題解決しません。なぜなら、睡眠外来というのは薬害で不眠を悪化させる場所であり、彼等はそれで生計を立てているからです。つまり、治療する場所ではないのです。

そうなると、まずは自分で今の不眠が何が原因で起きているのかを見極めなければなりません。つまり、自己診断する必要があるのです。

不眠の原因は多岐に渡りますが、深刻な不眠症は薬害によるものです。そこで、ここでは薬害不眠症なのか、それとも不安やストレスで一時的に不眠症になっているのかを見極める方法を私の経験をもとにお話したいと思います。

方法は2つあります。1つ目は状況証拠的な見極めで、2つ目は実証的な見極め方です。

  1. 通院と症状の進捗で見極める

通院を1ヶ月以上しているにも関わらず不眠が悪化していたり、睡眠薬を増薬したり、変薬したりして、2週間程度は眠れるがその後以前より眠れなくなる場合、ほぼ薬害です。

医者は、睡眠薬が効かなくなることを「耐性ができる」などと説明すると思います。耐性ができると聞くと、なんとなく身体が慣れてしまうんだなとしか患者は感じてないと思います。しかし、睡眠薬で耐性ができるといのは、「脳に障害を与え、更に不眠が悪化している」という意味です。注意してください。この部分を医者は全く説明しません。

脳に障害が発症しているため、更に強い睡眠薬や効き方が異なるものを服用しないと眠れない状態まで症状が悪化してしまっているのです。薬を増やせば増やすほど、変更すればするほど、私達の脳のリラックスする機能は障害を追い、最終的には疲れや眠気を全く感じなくなってしまうのです。私は、その状態を2年間経験しましたが、正に地獄です。皆さんもそうならないように注意してくださいね😅。

2. 睡眠薬を短期断薬して実証的に見極める

荒療治ですが、実証的にすぐに薬害不眠症だと診断できる方法があります。短期的に減薬・断薬してみることです。薬害の場合、直ちに眠れなくなります。多くの場合、眠れなくなるだけではなく、便秘になったり、ドキドキしたり、気分が異常に塞いだり、吐き気がしたり、めまいがしたりします。しかし、多くの場合、これが眠れないために発症している症状だと思いこんでしまい、また睡眠薬を服用してしまうため結局、不眠症がどうして起きているのかがわからないまま通院を続けることとなります。

減薬・断薬した時に、不眠が悪化したり、他の体調や精神の不調が発症するのは睡眠不足が原因ではありません。それは、睡眠薬の大量投与で無理やりバランスを取っていた状態が断薬で一気に崩れたため起きる劇症性の症状です。だからといって、睡眠薬や向精神薬を服用し続けると、どんどん症状は悪化する一方で最終的には底付きという末期癌患者のような最悪の状態に陥ることもあります。私は、何度も断薬を試み、それでも、まさか睡眠薬がそんな悪さをしているなどと全く気づかず、そこまで落ちてしまいました😅。

断薬して、睡眠薬を使う前より眠れなくなっていたら、それは医者が言う薬の耐性では説明つきませんよね。睡眠薬を服用しない時に、3時間くらいしか眠れなかったので通院を始めたのに、睡眠薬なしでは一睡もできなくなったというような方は多いのではないでしょうか。つまり、通院する前より睡眠は悪くなっているわけです。その原因は、睡眠薬以外には考えられないのですが、それを実証するためには薬を抜いてみるのが一番早いのです。

もし、断薬して通院する前より睡眠時間が取れなくなり、体調が悪くなったら、ほぼ間違いなく睡眠薬を疑ってください。そこから、あなたの本当の意味での不眠症との戦いが始まります。

以上で、薬害不眠症の見極め方について2つの方法を説明しました。私は、2の方法を10年間で3〜4回試しています。しかも、長期休暇を取り1週間絶不眠を続けても、アホすぎて睡眠薬が原因とは気づきませんでした。せめて、離脱という言葉や反跳不眠という言葉の意味さえ知っていたら、私の過去10年の人生はかなり違っていたと思います。みなさんも、通院して不眠症がよくならない方はまずは睡眠薬を疑ってみてください。注意しなければならないのは、危険なのは睡眠薬だけではなく、精神科で処方される殆どの薬は危険です。気をつけてくださいね。

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