少々汚い話だが、離脱症状で最も辛い症状の1つに慢性便秘がある。あまり格好良い話ではないが、同じような症状で悩まれている方も多いと思うので参考にと、僕の離脱症状による便秘の状況についてまとめておく。
便秘について、今までの症状の記憶を辿っていくと、その後に必ず下痢を発症している。健常時、旅行などに行って急性的に便秘になることはあったが、その場合、2〜3日、長くても1週間だった。ところが、離脱の便秘は何ヶ月も続き終わりがない。そして、その間に時々下痢をするという感じだ。
肩の硬直と同様、便秘も強弱無く、慢性的に続く。また、だんだん胃腸障害→味覚障害→食欲不振→下痢に移行していき、また便秘を繰り返す。この繰り返しで痩せてしまう。離脱便の魔の無限ループだ。
僕は、不眠症になる前は、便秘などとは無縁だった。ところが、8年くらい前から年に何回か便秘をするようになり、5年前くらいから1年に数週間単位で何回か便秘と下痢を繰り返すようになり、2〜3年前からは完全に便秘が慢性化してしまった。ちょっと前までは、便秘は、不眠や加齢が原因だと思っていた。
よく考えると、便秘が慢性化した2〜3年前からも、便秘の状態は大きく次の2期間に分けられる。
1.減薬前
2.減薬後
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1.減薬前
健常時、僕の場合は、朝起きるとすぐに便通がある。これが、朝トイレに行っても、便通があったり、無かったりし、1日4〜5回に分けて排便するようになった。お腹が張り、喉にブツブツができた。そのうち、胃腸障害も起き、次第に食欲が無くなっていく。
排便しても、常時、残便感がある。排便の状態は、細切れでゆるい。これを何日か繰り返すと、その後、不定期で下痢をするというサイクルを繰り返すようになる。
たまりかねて、下剤を飲むと下痢をするが、またすぐに便秘に戻った。
2.減薬後
減薬初期は、便秘は殆ど100%解消したが、3ヶ月程すると、また減薬前の状態に戻ってしまった。しかし、唯一違うのは、下痢をしなくなったことだ。下痢をしなくなったのは良いことなのだが、慢性的な便秘が続くと、胃腸障害を起こし、食欲が無くなる。下痢をすると、お腹が空っぽになるので、しばし、胃腸の調子が良くなり、食欲も取り戻していた。しかし、減薬後は、下痢がなくなってしまったため、自分で下剤を飲まない限り、ずっと便秘のままの状態が続くのだ。
ここからは、僕の推測だが、減薬前の慢性的便秘は増薬や変薬時にベンゾの血中濃度が変わり(上昇、維持、低下)、一時的に下痢をしていたのだと思う。ところが、減薬している限り血中濃度は維持か低下しかしない。ベンゾの血中濃度が一方的に低下していくことが、下痢が発症せず、慢性的に便秘になっている原因だと思っています。←ここについては、現在、納得の行く説明を確認中。
離脱による便秘をまとめると、便秘というよりは消化器系の機能障害だ。症状の順序としては、便秘→下痢→食欲不振→便秘 を繰り返す。離脱の間は、離脱便(便秘→下痢→食欲減退→便秘)ともでも表現したい特有の便通を繰り返す。
残念ながら、今まで色々試したが離脱便を根本治療する方法はない。クエン酸マグネシウム、酸化マグネシウム、ビオフェルミン、ビタミンCのメガ飲みなどは、一定の効果はある。しかし、効果は数日レベルだ。やはり継続的に便秘を治してはくれない。
僕がこの2〜3年で本当に便秘が完治したのではないかと思ったのは、デパス減薬後2ヶ月間(8〜9月)のみだった。減薬を開始したのが7月28日からなので、タイミング的に、効果があったのは減薬そのものであると考えられる。この時は、まだビタミンもミネラルも何も取っていない。
現在、睡眠時間は、0時間の状態を4日続けている。しかも、肩の硬直と便秘という2大離脱症状が最悪期だ。
肩の硬直も便秘もこれ以上は悪くはなり得ない。ハルシオンを一気断薬してしまおうか迷っている。
明日から休暇を取って、パタヤに行く。まだ全然用意できていないし、元気がなく、行きたくもない😂