刑事コロンボのチリコンカンと絶不眠

ホームレスのような名刑事、イタリア系の頭脳派刑事コロンボ。彼がこよなく愛したジャンクフードは、チーズ入りのチリコンカンなのです。容疑者や参考人とチリを食べながら、捜査をする画面を幾度となく観て、いつも思ったのは「あの食べ物は何なんだろう?おいしそうだなあ。」。ちょうど日本オタクの白人がたいやきやカツ丼に憧れるのと同じノリですね。

僕はチリが食べてみたくて、米国滞在中、Dinerのようなところによく行ってウェイトレスによく注文したんですが、店にチリコンカンがあったためしがありませんでした。僕がチリコンカンを初めて食べたのは、大学のフィールドスタディで2週間滞在したメキシコの首都メキシコシティの大衆食堂でした。そこで、食べたチリの味が今でも忘れられません。チリとクミンのパンチの効いたスパイスに、パクチー独特の香りが食欲をそそります。どこの料理かは知りませんでしたが、おそらく、味覚が破壊されているアメリカではなく、メキシコで食べたのが良かったのかもしれません。とにかく、今までこんなおいしいものを食べたことがないと思ったほど美味しかった記憶があります。そこで食べたシザーズサラダも美味しかったなあ。あの頃は、シザーズと言っても、日本では全く知られていなかったし、米国でもシザーズサラダなんてありませんでした。メキシコって食はすごいんですよね。

あれから30年、僕は日本でもよくチリコンカンを作って食べます。特に、昨年から1ヶ月に1回はチリを作りおきし、1週間くらい食べています。毎回、香辛料を変えたり、パクチーを入れたり、シソを入れたり、セロリを入れたり、カルダモンを入れてみたり、いろいろとアレンジしてベストなチリコンカンを開発しています。

そして、1つ物足りないものに気づきました。そう、僕の大嫌いなニンニクです。でも、ニンニクないと味にコクがでない。しかも、ペーストニンニクではどうも物足りたい。ということで、掟破りの生にんにくを1かけら入れるところを、薄く2枚スライスし、それをチリに入れ、今回は黒酢も少しいれて調理してみました。結果は、自分で言うのもなんですが、店に出せるプロの味になった(^o^)。

ところで最近4日間連続絶不眠なんです。やっと、35℃の猛暑日から脱却し、最高気温30℃くらいで収まってきて、夜は20℃近くまで温度が下がっているのに全然眠れないのです。眠くもないし、なんかちょっとハイになっている。なんでだろう?4日前?ああ、ニンニク買って、チリコンカン作った日だ。それから、毎日チリコンカンを昼に食べてるんです。マジか……..。

わかってはいたが、僕はやっぱり、ニンニクが苦手なんです。こんなことで眠れなくなるなんて….。ニンニクが元気の元といか言う人が理解できない。(^o^)

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