眠剤の種類を変えたり、増薬していったりすると、このまま一生薬に頼らなければならないのか?とか、眠剤が効かなくなったら眠れなくなるのではないか?とか心配になりちょっとしたうつ状態になったり、よけいに不眠が続いたりします。私はそういうことを繰り返し、既に7年間不眠症に悩まされています。
しかし、薬についてわかったことが3つあります。
1 医者のアドバイスが全く当てにならないこと
2 薬は種類や組み合わせを変えていけば一定の効果は7年経ってもあること
3 年齢のせいもあり、眠剤が以前のようには効かないこと
この3つです。これがわかっていれば、薬を使い続けることにそれ程恐怖感もなくなってきます。その上で、自分で減薬できるようにライフスタイルを変えています。
残念ながら、医者のアドバイスで、減薬できたことは7年間一度もありません。私が減薬できたのは、「減薬するぞ!」という強い意思と「有酸素運動」です。
まずは、減薬するという意思をもたなければなりません。医者に相談するとゆっくりやったほうがいいということになり、1〜3ヶ月くらいづつかけて減薬していくみたいな調子になります。ところが、そんな長い間かけて減薬していると、その間に眠れないことがあり、また増薬する結果になってしまうのです。僕はこの繰り返しでした。医者の治療法というのは、基本的に薬を出すだけで、それが彼等の収入源だということを知らなければなりません。私は、精神科、睡眠外来の医者は患者を治癒させる意思が殆どないのだと思います。少なくとも私が診てもらった10人以上の医者は治癒させる意思がありませんでした。
次に有酸素運動です。これはある本がヒントで始めました。はじめてから既に2ヶ月程が経過しますが、始める前と比べると明らかに不眠症が軽減されています。正確に言うと、入眠が早くなったとか、中途覚醒が無くなったとか、そういう睡眠に関する直接的な効果はまだ出ていません。しかし、眠れないことによって生じる不安や軽いうつ状態、それに、体の不調が殆どなくなりました。その結果なのか、全く眠れないこともなくなりました。眠剤は使っていますが、今は中途覚醒と眠りの深さが問題なだけで、不眠からくる体の不調、めまい、吐き気、不安などは殆どなくなりました。
この状態が安定してくれば、おそらく減薬もでき、そのうち眠れるようになるだろうと僕は信じています。そう、この信じられることが重要なのだと思います。以前は、医者のいい加減な診断と処方に振り回され、誰にも相談できず、精神的に非常に不安定で、それが原因でもっと眠れない状態が続いていました。最近そういう状態は完全になくなりました。
今後は、有酸素運動を続けながら減薬を実行していきます。減薬して眠れないようであれば、また増薬してもいいと思っています。1年前と比べれば、これでもよくなっているのだから。