どうもShinです。札幌は、運良く台風がずれ、僕の体調も昨日夕方くらいからV字回復しました。肩の硬直、便秘、ふらつきは、すべて良くなりました。
でも、睡眠日誌を見ながら冷静に考えると体調が少し悪くなってきたのは10日前程です。そして、10日前くらいからデパスの減薬をステイしています。減薬をステイしている間は、肩の硬直が気になって、我慢できなくなりデパス水溶液を1〜2時間早目に服用したり、頓服的に0.125mg追加したりしていました。また、体調が悪化している上に眠れないと、ますます体調が悪くなることを恐れ、ハルシオンまで0.125mg追加した日が2日ありました。
このため、ステイ中の僕のベンゾの血中濃度はステイしているにも関わらず、高目に、しかも不安定だったのです。冷静に考えると、あたりまえなんですが、減薬前と同様、ステイ中も睡眠や体調を少しでも良くしようと、必死でベンゾに、また依存してしまってたのです。
私は、今回、なるべくステイはしないと決心しました。今後は、体調が悪くなったり、心拍数が上昇しても、ステイは避け、減薬の量自体を微量にしていこうと思っています。僕はそうしないと、ベンゾに負けてしまいそうになることを今回、改めて思い知らされました。
減薬の具体的方法ですが、現在、1日1%づつ減薬を進めているのを0.5%、又は0.25%、場合によっては0.125%まで減薬量を減らす方法です。こんなに減薬を減らして効果が本当にあるのか?と思われるかもしれませんが、今回の怖い経験を通して、僕にとっては少しでも前進していることが、重要だと思うようになりました。
今回経験してわかったのですが減薬をステイし体調悪化が続くと、驚く程簡単に「体調悪化→不眠→ベンゾ服用→体調悪化→不眠」という負のスパイラルに、またすぐに引きずり込まれそうになります。今、冷静に考えると、なんで我慢できないんだと思うのですが、どうしても「体調不良が不眠が原因だと思い込み、不眠を改善するために眠剤を多めに服用」するといういつか来た道に簡単に戻されてしまうのです。これこそ、僕が8年間経験してきた出口の無い地獄の無限ループです。この自分の心の弱さを断ち切らなければなりません。
ステイしていた時に、感じた他の感覚も僕には受け入れることができませんでした。それは、「薬の抜けていく感」が消失したことです。減薬中、僕はベンゾが身体から抜けていくのを確実に感じ取っていました。これは、僕にとってとても心地よいことでした。
「ベンゾの抜けていく感」の1つを例に上げると「ちゃんと歩けている感覚」が戻ってきたことです。
あのちゃんと歩けていない感覚は、加齢なのかなあ?、随分早いなあと思っていたのですが、あれは薬の影響だったのだと、今ははっきりわかります。そして、「ちゃんと歩けている感」が減薬を進めれば進める程、改善していくのを実感していました。しかし、減薬をステイしたあと、3〜4日で「ちゃんと歩けている感」がだんだん後退していくのがわかりました。そして、イライラを起こし、身体が(多分ですが)ベンゾを欲しているのを感じました。
ここからは、僕の推察ですがベンゾは、減薬時に逆耐性のようなものが付き、減薬を止めると、また耐性がついてしまうのではないでしょうか?
不眠症の方なら経験があると思いますが、眠剤などのベンゾ系薬品は、ある一定量を服用していると2週間〜3ヶ月くらいで耐性ができ、同じ効果を期待すると、常用量より多い薬量か他のベンゾが必要になります。これを断ち切る最後の手が水溶タイトレーションを使った減薬法です。
水溶タイトレーションで脳を騙しながら、減薬していくとベンゾが身体から抜けていき、本来の自然睡眠力(GABA受容体の機能復元)が少しづつ働くようになってきます。僕の場合、眠剤無しではまだ、眠れません。しかし、眠剤を減らしながら、少しづつ眠れるようになってくるのは、減薬による自然睡眠力の回復だと推察できます。
微量な減薬が一定の期間続くと、脳は、騙され、減薬している状態を常態と捉えるようになり、体調の変化を最小に抑えながら、減薬を進めることができるようになるのだと推察します。
しかし、減薬をステイすると、脳は騙されなくなります。脳は自然睡眠力機能の復元が止まり、また減薬前のように、ベンゾに対する耐性が付き始めてしまうのではないかと推察します。
減薬ブログをいくつか拝読させて頂きましたが、ステイの頻度や期間が長い同士は、ステイ中、症状が悪化していることが多く、しかも、必ずと言っていいほど増薬しています。症状は人によって違うので、一概には言えません。しかし、ステイ中に経験した感覚は僕も全く同じで、症状が悪化したのも同じ、そこで起こした行動も同じだったということをここで記録しておきたいと思います。
1つ違ったのは、僕はステイ中、症状が最悪期に敢えて減薬を再開してみたということです。そして、3日目で、まだ諸症状は残るものの前進しました。
今日から減薬のステイは禁じ手にします。
連投でスミマセン(^_^*)
とりあえず僕の減薬方法をご紹介します。
僕はほんと特別なことはしてません。
ただ『ゆっくり減らす』だけでした。
それもShinさんの様に水で溶いたりせずに
包丁でザクザク切ってました。
当然小さい錠剤を包丁で切るのは難しく
日によって大きくなったり小さくなったり
していました(^_-)
僕は最後ロヒプノールとジプレキサ
を飲んでいたのですがロヒプノールのみを
あげさせて頂きますと
2mg→1.75→1.5→1.25→1
ってな感じで1mgからはさらに8分割にして
最後は0.125で蟻の頭くらいの大きさに
なりました。
ジプレキサも同じような感じで減らしました。
で、一度減らしたら2週間から2ヶ月はステイ
して体に慣れさせました。
そのため減薬期間は1年8ヶ月ほどかかりました。
今のところ不眠は別として離脱症状のような
ものはありません。
あげれば火照り、痺れ、胃腸障害、吐き気
など多々ありますが自分では離脱症状だと
思わないようにしています。
何とか耐えられますので……
あと自分は整骨院を経営しているので
身体の痛みは治療器で耐え抜いてます!
参考にはならないと思いますが
自分の減薬方法はこれだけです。
あと気合いも大切ですね。
Shinさんのこのblogは数ある減断薬系の
blogの中でも自分と症状が似ていて
『あっ。これすげーわかるわー』なんて
言って見てました。
Shinさんが苦しんでいる時もずっと
読んでいました(*^ω^*)
これからもShinさんが回復されて行く
様を楽しみにしていますね‼︎
ザクザク派ですかw.
僕は、眠剤ではないのですが2月に4種類の向精神薬を服用させられて、体調がめちゃくちゃ悪くなり、もうどうにもならなくなって、
1錠、半錠の単位で減薬して、本当に死に直面しました。当時は、減薬とか断薬の概念は知らずに、肉体的、精神的に限界だと
思って向精神薬を自分で止め、眠剤に変えたのです。2週間は希死念慮に取り憑かれ、3ヶ月くらいは、アカジシア無しに3時間じっと
していることが不可能でした。
最悪期は脱したものの、その後も肩と首の硬直は酷く、整体や鍼に、トータルで100回以上通ったと思います。2〜6月くらいは、殆ど
毎日のように整体、マッサージ、鍼に行ってましたw.
それで、眠剤を再開して結局、良くならずに出会ったのが「水溶タイトレーションによる減薬・断薬」でした。
ほたてじまさんは、整体師さんだというお話ですが、患者さんに不眠治療のアドバイスもされているのでしょうか?
私の整体、鍼の先生は、人柄も技術も非常に信頼している方なのですが、今回の不眠による離脱症状については、
全く知識も無く、効果もありませんでした。
ほたてじまさんは、ご自分のご経験を不眠症の患者さんへの施術やアドバイスに役立てていらっしゃるのでしょうか?
お疲れ様です。
わたしは整体師ではなく柔道整復師で
外傷をメインに治療しています。
当然患者さんにもお年寄りが多く
話を聞いて見ると7〜8割のかたが
睡眠薬を飲んでますよ。
だいたいマイスリー、ルネスタ、レンドルミン
かなぁ。
でも84歳のお婆さんはいまだにデパス、ハルシオン飲んでるんです。
薬物の危険を熱く伝えてるんですが
伝わらないらしく
昨日追加でドラール?を処方されてきました。
今は、整形外科疾患でも普通に
うつ剤や精神薬が処方されちゃうんです。
みんなベンゾ漬けにされてます(T . T)
できる範囲で薬の怖さや離脱症状
は伝えています。
そのへんの接骨院の中では
薬に詳しいと思っています( ^ω^ )
でも僕はドクターではないので
飲むなっ‼︎とは言えないんです。
自分の不眠症が落ち着いたら
睡眠健康指導士(うる覚えです)の資格を
取って自分の事を踏まえて
カウンセリングみたいな事ができれば
いいなと考えています。
おはようございます。
整体師さんにも種類があるんですね。知りませんでした。
>自分の不眠症が落ち着いたら
>睡眠健康指導士(うる覚えです)の資格を
>取って自分の事を踏まえて
>カウンセリングみたいな事ができれば
>いいなと考えています。
ドクターと言っても、薬の副作用や離脱症状に殆ど知識がなく、不眠を悪化させてるだけですからねえ。患者からすれば役立たずです。
睡眠健康指導士という資格があるんですね。それは、是非挑戦して患者さんにご自身の経験を伝えてあげてください。誰か経験者が寄り添って、
減薬を進めることができれば、本当に心強いと思います。
僕の経験ですが、その際は、離脱症状として発症する肩や首の硬直は、整体的な治療は効果がありません。僕の場合、短期的に気持ちよくても、
逆に悪化してしまいました。それよりは、リラクゼーション的なマッサージで気を紛らわせながら、減薬に関するアドバイスをしてあげる方が余程効果
があると思います。ベンゾ依存の方は、皆さん、肩と首の硬直に悩まされていますが、物理的に処置しても、脳の誤作動が原因なので、マッサージや
ストレッチをして物理的に解決しようとしても出来ないのではないかと考えています。
それよりも、誰かが減薬中の経過を見ていてくれる、定期的にリラクゼーションの施術をしてもらいながら、話を聞いてもらえ、アドバイスが貰える。
そんな不眠治療場があったらどれだけ助かったかなあと思います。
私達のような重度の不眠になりベンゾ依存になっていらっしゃる方が推定で370万人近くいるらしいです。370万人というと、33人に1人です。
そのうち、薬が原因だと、うすうす感じている人はかなりいると思いますが、確信している人は、おそらく1%いないと思います。
ほたてじまさんの患者さんの体験でもありましたが、不眠症は自分で「今の治療はおかしい。これでは治癒しない。」と思わなければ、こちらから
いくら説得しても、断薬・減薬が治療になるなんて絶対に思いません。殆どの場合、体調悪化は、不眠と加齢だと説明されるし、自分でもそう思って
いますから、「眠剤を減らす→不眠悪化→体調悪化→眠剤を増やす→不眠改善→体調が一時的に改善したようになる」となるので、ああ減薬はよくないな
と思うのは当然です。
この魔の無限ループから解放されるには、現行の治療法に疑問を持っていても十分ではありません。ほたてじまさんのような経験者に、減薬後にどんな
症状が待ち構えているのか、しかし、その症状をやり過ごせば、体調や不眠の改善が将来待っていることを伝えてあげてやっと、減薬を進めていけるのだと
思います。
僕は何度も間違った減薬を試し、1日〜2週間程度で元の戻ってしまいました。減薬で体調も不眠も少しづつ良くなったのを確信したのは今回が初めてです。
ここまで8年間もかかりました。ほたてじまさんの睡眠カウンセリング、かげながら応援しています!
僕も8年間充分苦しんだので、何かの形で不眠に悩む方達の力になれればと考えています。