心拍数と睡眠に関しての記事で有用なものは驚くほどない。Fitbitなど活動計が普及した現在、もっと医療や健康分野でそういった調査研究が進んでいても良いと思うのだが…。
私は過去3年間の自分の心拍数を保持している。それによると:
安静心拍数 65前後
睡眠時心拍数 60前後
日常平均心拍数 80前後
である。ところが、安静心拍数が抗うつ剤を飲んでから一気に20程度上がってしまった。つまり眠っている時でも常に心拍数が80以上ある状態である。しかし、不思議に抗うつ剤、抗不安定剤を処方されていた時は、薬を飲み心拍数が急騰してから眠れるのである。しかし、こんな不安定な状態は長くは続かない。3〜4ヶ月すると、だんだん眠れなくなり、とうとう5ヶ月後には抗うつ剤、抗不安定剤を5種類も飲んで日中ひどく具合が悪かったのに眠れなくなってしまった。体に耐性ができてしまったわけだ。その頃には日中の副作用もそれほどではなくなってきていたのだが。
抗うつ剤、抗不安定剤を飲むまでは、6年間睡眠薬に頼る生活をしていた。睡眠薬は、どちらかというと心拍数を下げる働きがあるらしい。睡眠薬が効いて眠れた時は、心拍数がストーっと落ち、底もいつもより深い。底は58程度まで下がることもある。
ここまで、抗うつ剤は、心拍数を上げて入眠させるのに対して、睡眠薬は心拍数を下げて入眠させるのだろうことがわかる。問題は、これがどちらも長くても1〜3ヶ月程度しか効果がないことだ。しかし、医者はそれを絶対に教えてくれない。
私が思うに、心拍数の高い低いは問題ではないと思う。心拍数は、年齢、性別、運動量などにより差がある。しかし、起きている時と睡眠時の高低差や入眠時の落差が睡眠に重要なのだと思う。残念ながら私の心拍数の健康時の記録がない。ただ、おそらくは日中が80前後で睡眠時は50台だったのだろうと想像する。そして、入眠時には80から50前半にダイブインしていたのだろう。
現在は、リフレックスを2錠→1.5錠→1錠→0.5錠に減らし、心拍数も70〜75に下がってきた。リフレックスを止めれば、これを70以下に抑えられるだろう。そして、1日の心拍数が高い時間帯を人工的に1〜2時間作り入眠時の落差を作れば、睡眠薬を減らしても眠れるはずである。この間、睡眠時間短縮法も厳守する。これで、睡眠できるようになるはずである。