不眠性うつ病、うつ病性不眠。不眠症になった人も、うつ病になった人も、医者によくこうどちらかが原因でうつ病になったり、不眠症になったりすることがありますなどというテキトーな説明を受けたことがあると思う。
しかし、よく考えて欲しい。僕は不眠症なので、不眠症の話をするが、不眠症を発症して病院に行った時、僕はうつ病だったか?気分が酷く落ち込むことがあったか?もう10年以上も前のことなので、正直記憶がない。しかし、僕の記憶では、50年以上生きていてうつ病になったことは一度もなかった。
しかし、病の進行があまりにも緩慢だと、その間に別の病が進行していても不思議はないという気持ちになってしまい、医師のデタラメな説明を信じてしまう。
今、考えてみると、常用時に精神的に不安定だったのも、不眠症後期にうつ状態だったのも睡眠薬と向精神薬の離脱だったのだ。睡眠薬や向精神薬を常用すれば、どんどんその作用とは真逆の症状を固定化、悪化させていく。つまり、不眠症であれば、ますます不眠は悪化し、精神状態は不安定になり、身体の硬直もますます悪化していく。精神状態は、睡眠薬で悪化しているところに加えて、体調が悪くなるので、余計悪化する。そして、それを医者は不眠が原因だと診断するのだ。これを真っ向から否定できる患者はいない。
おそらく、うつ病源の不眠症のからくりも、おそらく同じだろう。僕は、うつ病患者ではないので、正直、うつ病患者が不眠症をいつも患っているのかはわからない。ただ、僕の経験から言うと、ストレスや心配が募ると眠れないことはある。しかし、何日もその状態が続いたり、極度に嫌なことが続いたりすると、反対に逃避的に眠っていた。うつ病患者の方達は、薬を常用する前から本当に不眠症だったのだろうか?少なくとも、僕が読んでいるブログのうつ病を患っている方は、断薬後はうつ病はマシになり、不眠症は寛解している。つまり、睡眠薬や向精神薬を常用する前の「普通のうつ状態」に戻ったわけだ。そして、不眠症はうつ病が原因でなっているのでななく、向精神薬や睡眠薬が作った創病なのである。多くのうつ病患者は、自分が病院に行く前に今よりうつ病が軽度だったか、不眠症だったかをもう一度思い出してみたほうが良い。もし、病院に行ってうつ病も不眠症も悪化しているようだったら、それは医師、睡眠薬、向精神薬が病状を進行させている原因だ。
しかし、うつ病←→不眠症という最もらしく聞こえるインチキなロジックをよく作ったものだ。薬品メーカーにそういうデタラメなロジックのマニュアルがあるのだろうか?誰がこんなデタラメなロジックを考え出したのだろうか?
僕は99日間一睡もできていないが、向精神薬や睡眠薬を飲んで2〜4時間の睡眠を維持していたときより精神状態はずっと安定している。