断薬後699日目 3時間

昨晩は24時に就寝、2日間絶不眠だったので、心配になりリポスミンを半錠服用した。すぐに入眠し、3時ころに覚醒、そのまま8時まで横になっていた。

昨夜は、パーソナルトレーニングを1時間ビッチリ受け、疲れ果てた。こういう疲労感を感じること自体、ベンゾ依存者にとっては貴重なのだ。ベンゾで脳が侵されると、疲れや眠気を感じなくなる。私の場合、筋肉痛もなくなってしまった。海外旅行に行くと、帰りの飛行機で眠れないし、疲れが溜まっているために、帰宅すると泥のように眠くなるのは健常者には普通のことだろう。しかし、薬害不眠症になると、こんな当たり前の疲れも感じず、逆にハイになり眠れないのだ。

疲れない、眠れない、痛みを感じないという一見サイボーグのような便利な身体というのがどんなに苦痛なものなのか健常者には理解できないだろう。筋トレをすれば筋肉痛になり、乳酸が溜まった感じがして、その後疲れるがドッとでる。なんて、幸せなことなんだろう。

健常のときは、疲れることが嫌でエナジードリンクを飲んだりしていたが、身体を動かしたり、頭を使ったりした後の自然な疲れというのは人間が幸福を感じるのに最低条件なのだということを今になって、実感している。

不眠症で精神科に通いなかなか治らない人がいたら聞いてほしい。今、あなたの不眠症が悪化しているのは、ストレスやホルモン異常、自律神経失調症、精神疾患などではない。あなたが服用しているその睡眠薬、向精神薬自体が不眠症悪化の原因なのである。医者は、もっともらしい説明をしてなにかの原因を見つけ、睡眠薬や安定剤を処方するのが彼等の仕事なのだ。

不眠症で眠れなくても放っておけばいい。身体がだるく、調子が悪いくらいにしかならない。放っておけば、疲れてそのうち眠れるようになる。もし、全く眠れないのであれば、それはおそらくあなたの脳が既に睡眠薬で障害を受け、反跳性不眠を起こしているからだ。反跳性不眠に続いて生じるのは、信じられないくらい辛い何十種類もの身体的、精神的不調である。

薬害不眠症になったら、医者は全く助けてくれないし、自分で減薬していかなければならない。個体差はあるが、常用離脱までいった患者の減薬の過程は、生き地獄のように苦しく、残念なことに耐えられずに人生を諦めてしまう人もいる。私がTwitterで繋がっていたい方の中にも突然音信不通になった方が数人いた。

今ならまだ間に合う。睡眠薬や精神安定剤は服用しないこと。もし、服用していたら1日も早く減薬するか、断薬しよう。

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