精神科医からの離れ方

減薬を決意したら、次はどうやって精神科から離れるのかを決めなければなりません。これが、不眠症患者にはとても不安ですよね。

今日は精神科医からの離れ方について僕の体験をもとにお話ししたいと思います。結論から言うと以下の事項を前もって考えておくと、精神科から心のチェックアウトが容易にできますよ。

  1. ネットで情報収集し、減薬方法とスケジュールを立てる
  2. 精神科には断薬終了まで通院する
  3. 担当医には、減薬のことを言っても言わなくてもいい(聞いてくれなそうなら話しても無駄)
  4. 減薬中はいつも通り通院し、「お陰様で少しづつ良くなっています」と言い、いつも通りの処方薬をもらう
  5. 減薬が進んだら通院頻度を減らし無駄な医療費を削減
  6. 断薬が終わったら良くなった旨伝えて精神科卒業

この6つを減薬する前にノートに書き出し、まず自分が持っている減薬に関するモヤモヤした部分を明確化していきます。

減薬が不眠の最後の治療法だとわかってくると、不眠症という毒をもった精神科と担当医を恨みますよね。それは、わかりますが、ここはグッと堪え、自分の治療に専念しましょう。複雑な気持ちですが、上記の6項目をこなしていくことで、減薬を成功させるために自分がこれから何をしなければならないのか、いつまで精神科に通い、どういう態度で診察に接すればいいのかも自ずとわかってきます。

まず、1の減薬方法やスケジュールはネットで情報収集して、計画を作ります。減薬を実践しながら、自分に合った方法やスケジュールに変えていきます。不眠を自分で解決していく第一歩で、精神科から足を洗う重要なステップです。

2ですが、最低でも通院は断薬終了までは続けると最初から決めておく方がよいでしょう。離脱がひどく、薬をステイしたり、増薬したりすることもあり得ます。断薬終了までは、担当医にいつでも睡眠薬を処方してもらえる環境は維持しておきましょう。

3ですが、担当医に減薬のことを話しても90%は否定されるか、全く知識がないかのどちらです。ケースバイケースですが、相談しても落胆したり、不安になったりするだけだと僕は思います。

4について、減薬はだいたい1〜3年間かかります。その間は、最後に処方されていた睡眠薬と同量を処方し続けてもらいます。減薬は自己治療ですから、相談する必要もありません。もし、あなたが減薬中の離脱症状に関して相談しようものなら、また離脱を軽減する薬を処方され、症状が複雑化、悪化してしまいます。減薬決定後の診察では、「お陰様で安定しています」と私はいつも答えていました。もちろん、離脱でめちゃくちゃ不安定だったのは言うまでもありません。😅

5ですが、減薬が進んでくると常用時の1/2、1/3の処方量で1日を過ごせるようになります。2週間分の処方薬を1ヶ月〜2ヶ月間も長く使えるようになるので、通院の頻度も減らすことができます。そんな時、私は「最近調子がよくなり、日によっては睡眠薬無しでも眠れるようになりました。ただ、心配なのでいつもの通り2週間分同量で睡眠薬は処方してください。」と言っていつもと同量を処方してもらいました。薬はなるべく多めにもらって、通院頻度を減らし、無駄な医療費と時間を削りましょう。

そして、最後に6ですが断薬が終わったら2週間分の睡眠薬を残し、担当医に感謝と完治した旨を伝えて精神科から足を洗いましょう。断薬しても離脱が再発することも考えられます。怒りを抑えて、精神科や担当医とは良い関係を維持しておきましょう。

プッシュ通知を

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)