向精神薬のセロトニン症候群

セロトニン症候群とは、向精神薬を服用中に脳内セロトニン濃度が過剰になることによって起きる副作用だ。

主な副作用は自律神経系、神経・筋肉系、精神系に分類できる。

自律神経症状
体温の上昇、異常発汗、緊張、高血圧、心拍数の増加、吐き気、下痢
神経・筋肉症状


ミオクローヌス、筋強剛、振戦、反射亢進、緊張と緩和の繰り返し(あご、歯をがちがちさせる、など)


精神症状
混乱、興奮、錯乱、頭痛、昏睡

僕はセロクエル、リフレックス、Circadine、Deanxitという向精神薬を服用していた2017年8月〜12月に主に発症した。主な症状は、体温上昇、心拍数上昇、吐き気、下痢、筋肉の硬直、あごのガクガク、混乱、興奮だった。

最初の1日目はなぜかハイになり気だるく気持ちよかったが、その後の2週間は地獄だった。日常生活が難しいほど副作用が酷く、日中は何か宇宙服を着せられているような感じで、軽い目眩と吐き気に悩まされた。2週間を過ぎると少し症状は落ち着いたが、肩の硬直、心拍数上昇、体温上昇、下痢と便秘などは常態化し、常に体調不良の状態が続いた。

この4種類の向精神薬によって6時間ほどの浅い睡眠が取れていたので、副作用を我慢していた。しかし、3ヶ月もすると睡眠が途切れ途切れになり、6ヶ月後とうとう絶不眠に陥った。そしてセロトニン症候群だけが残った。

医者に相談すると、更にセロクエルとリフレックスを増薬するという話だったので、自己判断で2ヶ月で断薬した。セロトニン症候群から抜け出す方法はこれしかなかったのだ。しかし、その後はもっと酷い向精神薬の離脱が待っていた。

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