アカシジアは、不眠症患者の離脱のクライマックスと言っても過言ではないでしょう。私は、減薬・断薬の前に、幸か不幸かアカシジアを経験していたので、減薬中、断薬後の辛い不眠や離脱にも耐えることができました。アカシジアの体験がなかったら、肩の想像を超えた硬直や8ヶ月も渡る連続絶不眠を耐えられなかったと思います。だから、アカシジアを経験し生還した経験は、私にとってはよかったんだと今は思っています。
一般的なアカシジアの定義は:
向精神薬などの副作用で発症する。アカシジアは静座不能症とも言い,じっとしていられないといった内的不穏と異常感覚,運動亢進症状を特徴とする。自覚的な苦痛が強く,適切な対処が必要。
とされていますが、不眠症患者がネット上で発信しているアカシジアは以下の点で、少し違うと思います。
- 向精神薬ではなく、ベンゾ系の不眠症薬(向精神薬の一部だが)が原因のことが多い
- 急断薬、一気断薬による劇症性の離脱が原因
- 希死念慮を伴う(ほどヤバい状態)
- 極度な気分の落ち込みや恐怖感
- 極度な鬱状態を伴う
そして、適切な対処とは病院に行きなさいということを意味するのですが、病院に行っても全く対応してもらえません。私は、アカシジアになった時に、身の危険を感じ、担当医に入院することを強く希望したのですが、対応できる精神科病院を知らないとの理由で、処方薬を換える提案をされました。もちろん、処方された薬は家に帰ってすぐに捨てましたが。
僕のアカシジアのケースをお話しします。アカシジアが発症した時は、全身が震え、心臓がバクバクし、体は震え、座ることも、横になることもできませんでした。発症して2週間、ずっと何かが体に侵入し、囚われているような嫌な気持ちになり希死念慮が常に付きまといました。
アカシジアになった時は、1〜3月でした。当時は、アカシジアなどという言葉も知らずとにかく辛かったので、スマホも見れないし、ブログを書く気にもなれないので、詳細の記録は殆ど残っていません。ただ、覚えているのは毎晩、深夜になると徘徊し、3時か4時にマンションに戻り、ベッドで目をあけて震えながら朝を迎えたことです。最悪でしょ😖。しかし、それがベンゾのアカシジアです。
札幌の1〜2月の深夜は大雪のことが多く、-10〜15℃です。散歩するような環境ではないのです。それでも、歩いていないと自分が消えてしまいそうな恐怖感で歩かずには居られない。恐怖感を少しでも紛らわすためにひたすら歩いていたのです。
アカシジア発症期は、マックス期が2週間、アカシジアが断片的に襲ってくるのは3ヶ月くらいだったと思います。僕の場合、アカシジア発症期後、肩や首の硬直が固定化、悪化してしまいました。
一方、アカシジアを克服すると、それまでずっと悩まされてきた鬱状態は全くなくなりました。
僕の場合、アカシジアはベンゾではなくリフレックスとセロクエルの急断薬により発症しました。睡眠薬の減薬は2018年7月から始めましたが、その際は減薬を6ヶ月かけましたので、断薬後の離脱には悩まされましたが、アカシジアは発症しませんでした。
アカシジアは、急な断薬をしなければ回避できますので、みなさんは断薬する時は1年単位のスケジュールを立て、ゆっくり実行してください。1年かかっても、2年かかっても、少しづつでも薬を減じて回復することが重要です。
アカシジアは、紛れもなく、私の人生で最悪の体験でした。アカシジアを体験した方の多くは、あんな辛い思いをするなら死んだ方がましだと思われたと思います。しかし、私にとってアカシジアは悪いことばかりではなかったのも事実です。あの体験をしたからこそ睡眠薬、向精神薬の本当の怖さを知り、その後の不眠症治療方針にブレが生じなかったのだと思います。それまで、何度も絶不眠が怖くて断薬ができなかったのを乗り越えて断薬できたのは、アカシジア体験があったからだと思います。
こんばんは。
セロクエル、睡眠薬はもう増やせないという理由で処方され飲んでいました。
ベンゾ&非ベンゾも飲んでいたのでセロクエルが原因かはわかりませんが、激しい希死念慮と死への恐怖の間で板挟みになって一日中何も出来ず、生き地獄を味わったものでした。
結局自分で死ぬ根性は無かったわけですが、それが正解でした。
久原さん、こんばんは😊
>セロクエル、睡眠薬はもう増やせないという理由で処方され飲んでいました。
まあ、ベンゾでも、非ベンゾでも、向精神薬は種類と量が増えていけば、どこかで身体の許容量を超えて
服用できなくなり、減薬すると底打ちすることになるんですよね。
ただ、セロクエルやリフレックス、特にセロクエルの離脱は強烈でした。
セロクエルは、かなりの量まで処方できますので、そこまで服用させられたら減薬する際に自死を選んでも
不思議はないですよね。僕は大した量ではなかったのですが、海外の病院で変薬と増薬が過激すぎて、
体が付いていけなかったのが幸運でした。
日本の精神科のようにのらりくらりと何年もかけてセロクエルを増やされていたら、もっと悲惨な目にあっていた
かもしれませんねえ。
シンさん
広告で文章が隠れて見えず、上段が空白になってしまいます。申し訳ございません。
シンさん、お陰様で断薬10ヶ月経過しました。
沢山のアドバイスを頂き、乗り越えてこれました。
ありがとうございます。
私の睡眠は、週1回絶不眠で他は約4時間の中途覚醒1〜2回の夢見る睡眠か熟睡になりました。
あまり寝れない日は、ボーッとして判断力など鈍ってしまいますが
寝足りないのでしょうか、あくびが沢山出る様になりました。
他は筋肉のぴくつきや痛み、動悸位になりました。
断薬先輩のブログに助けて頂いたので、私も離脱症状の事などをブログに書き始めました。
シンさんの結婚生活のブログ読ませていただきましたが、とても刺激的な生活をおくっていらしたのですね。
>シンさん
>広告で文章が隠れて見えず、上段が空白になってしまいます。申し訳ございません。
すいません。
今まで広告は入れてなかったんですが、収入が1/3になってしまったんで、少しでも収益にしようと始めました。
1日五十円とかにしかならないのですが、やると面白いですよ。
人は何か新しいことを始めると前向きになれますね。
>シンさん、お陰様で断薬10ヶ月経過しました。
>沢山のアドバイスを頂き、乗り越えてこれました。
>ありがとうございます。
おめでとうございます。
頑張りましたね〜。
私の睡眠は、週1回絶不眠で他は約4時間の中途覚醒1〜2回の夢見る睡眠か熟睡になりました。
>あまり寝れない日は、ボーッとして判断力など鈍ってしまいますが
>寝足りないのでしょうか、あくびが沢山出る様になりました。
>他は筋肉のぴくつきや痛み、動悸位になりました。
>断薬先輩のブログに助けて頂いたので、私も離脱症状の事などをブログに書き始めました。
やはり、皆さん、だいたいの方は1年くらいでかなり良くなるんですよ。
6ヶ月もすれば、皆さん眠れるようになり、1年〜2年でほとんどの方が離脱も殆どなくなるようです。
僕はやっぱり不眠のレベルが人より酷いんだと思います。
>シンさんの結婚生活のブログ読ませていただきましたが、とても刺激的な生活をおくっていらしたのですね。
離脱で苦しむ中、あんな出会いもあるんだなあとつくづく思いました。
ただ、不思議なことに5年をともにした前妻の時よりずっと幸せでしたし、今も出会えてよかったと思っています。
まあ、あんな酷いことをする日本人は殆どいないと思いますが…。😄
まあ、それでも楽しかったので、いいところもあったんでしょうね。
僕は、とてつもなく平凡な人間なので、コメディ悲劇みたいで、なんとなく面白かったです。
シンさん
コメディ悲劇という言葉に笑ってしまいました。
ブログを読ませていただいた時、しんさんの結婚生活が衝撃的でビックリ驚きました。
前妻さんがいらっしゃったのも知りませんでした。
シンさん、絶不眠の時、判断力が鈍ったりボーっとしませんか
寝れなくて体調が良くない時に、工夫していることはありますでしょうか。
札幌は、まだ肌寒い時期ですね。
桜も5月上旬頃でしょうか。
札幌のラーメンが食べたいです。
余市や豊平峡温泉は行ってましたか?
北海道の温泉は、函館湯の川、余市、十勝のモール温泉の泉質が好きでした。
ありがとうございました
はなさん、こんにちは。
>シンさん
>コメディ悲劇という言葉に笑ってしまいました。
かなりひどい仕打ちをされましたが、あまりにも浮世離れした恋愛だったせいかなんだかさっぱりしてますね。
確かに寂しいくないと言えば嘘になりますが、彼女と一緒に暮らしていたらそれなりに楽しかったでしょうが、
かなり大変だったと思います。もっとひどい目にあっていた確率98%でした。😅
でも、本当に一緒にいた時期は幸せでしたよ。
それほど好きでない人でも結婚して我慢している人がほとんどです。
僕は少なくとも2年間は本当に好きだったので幸せものだと思っています。前向きに行かないと😅。
>シンさん、絶不眠の時、判断力が鈍ったりボーっとしませんか
>寝れなくて体調が良くない時に、工夫していることはありますでしょうか。
ないですね。もう諦めました。
ただ、適度な運動はなるべく続けるようにしています。
諦めるのは大切なことですよ。自分の不眠や離脱の状態を受け入れ、そこがスタート地点で
それより少しでも良くなろうとする努力は重要です。
不眠や離脱を治療する方法も軽減する方法も残念ながらありません。
ブログに何度か書きましたが、僕は色々試しました。しかし、効果のあったものはひとつもありませんでした。
「必ず回復するという強い意志」、「時間」、「息抜き」、「同志とのコミュニケーション」、「適度な運動」などが回復に重要なキーワードだと思いますが、治療効果はありませんね。
>余市や豊平峡温泉は行ってましたか?
>北海道の温泉は、函館湯の川、余市、十勝のモール温泉の泉質が好きでした。
ブログをかなり整理したので、残っているかどうかわかりませんが、豊平峡や蘭島の温泉に行ったことは何度か
ブログに記録していますよ。
はなさんも1年もしないうちにそこまで回復できていれば、不眠症としては普通のレベルです。
おそらく、あと半年もすれば回復していると思いますよ。