Twitterの蟻地獄的な不眠症患者

とても心を痛めていることがある。僕はTwitterのアカウントを持っている。フォロワーが100人くらいしかいないので、大した活動はしていないが、苦しいとよく呟いている((+_+)) @sleeplessagogo

Twitterの不眠症患者の殆どは、不眠を嘆きながらどんどん睡眠薬の深みにハマっていくのだ。アカウントでつぶやくようになってから1年ちょっとだが、その間にも病院を変え、薬を増やしたり変えたりし、意味のない検査を繰り返し、また薬を増やしている。中には、7種類くらいの薬を飲んで、よく眠れるようになったと喜んでいる人も多い。

正直、Twitterの不眠症患者は、心を病んでいる人が多い。心を病んでいるというか、病んでいる状態を受け入れてしまったいるのだ。以前、僕は週末はなるべくTwitterで断薬に行き着いていない不眠症患者に、睡眠薬の怖さや断薬の選択肢について、無差別にメッセージをしていた。多くの方は、忠告を好意に受け取り、考えてみるとはいうものの殆どの場合、睡眠薬に溺れていくのだ。

僕はもともと人におせっかいをやくのも、やかれるのも嫌いなので、他のことなら放置しておくことが多い。しかし、自分が臨死体験までして苦しんだ過程を毎日見ていて見ぬふりをすることはできない。だから、能動的に睡眠薬におぼれていそうな人がいると1日3人と決めて、週末のみ声をかけ様子を聞いていた。しかし、彼等は100%、薬を続け、しかも増やしている。

それは、まさに睡眠薬の蟻地獄を見ているようだ。昨年の秋くらいまでは同じ場所に立っていた仲間が、砂の器の斜面をどんどん滑り落ちていく。滑り落ちていきながら、手を伸ばし救いを求めているが、なぜか顔は微笑んでいる。僕は手を伸ばすが、手はスルッと抜けてしまい、どんどん砂の器の底に落ちていく。もう手が届かない所まで落ちてい行き、未だに天を仰ぎ、微笑んでいる。そんな落ちていく患者を見て、殆どの仲間は「よかったね。私もだよ。」といいながら自分も蟻地獄に落ちていくのだ。砂の器の底まで落ちると、下肢から、だんだんに胴、胸としずみ、最後は顔までも砂に埋れ消えていく。そんな光景が僕には見えてしまう。

ブログの読者と違い、Twitterの不眠症患者は、不眠症を克服したいという意志が希薄だと感じる。ブログを不眠症を克服するための情報収集媒体だとしたら、Twitterは不眠症の同情収集媒体に感じる。彼等は自分達が置かれている不遇に同情してもらえることに喜びを感じているように見える。そこに治癒したいという意志を殆ど感じない。

一方、ブログの読者は、ほとんどが不眠症の治癒を願い、暗中模索している(した)人達だ。彼等は、僕のブログを見て何か治療のヒントを探そうとしている。克服した人は、激励し、自分の体験を語ってくれる。患者のネットワークはこうあるべきだと思う。治りたい意志が情報を共有できる場であるべきだと思うのだ。

Twitterでつぶやいている人達は、不眠症のどん底まで落ちていく途中で、その途中では忠告されても聞く耳を持たないのだろうか?私は、8年間、睡眠薬が眠れない原因になっていることは感じつつも、不眠症を悪化させたり、数え切れないほどの身体や精神の不調を及ぼしているとは想像がつかなかった。ましてや、断薬という選択肢があることなどは全く想像がつかなかった。

そう考えると、彼等もまたどん底を経験するまで、睡眠薬が不眠の根本原因だということも、治療するには自分の意志で断薬を決意するしかないことも、わからないのだろうか?あのどん底を経験し、何%は自死を選ぶかもしれない。それでも、やはりそこまで落ちるしか「睡眠薬や向精神薬の恐しさ」を自覚させる方法はないのだろうか?

最近、Twitterをあまり見なくなった。多くの同士が、睡眠薬の魔の無限ループに1ヶ月単位でどんどんハマっていくのを見るのが嫌になったからだ。

Twitterには、不眠症患者を救う力はないのだろうか?

Twitterの蟻地獄的な不眠症患者” への9件のフィードバック

  1. コメント失礼いたします。
    些細なことから不眠に陥り、約3ヶ月。
    不安がさらなる不眠を呼び、何もやる気が起きないです。鬱になってしまったかも?と思う毎日です。
    それでもこちらのブログを拝見し、前向きに薬を飲まないと決めたものの、不安が大きく、眠れず気が狂いそうです。
    不眠恐怖症の様な状態で、どうしたらいいか。。。
    Shinさんのブログ励みにしてます。

    1. タカさん、こんにちは。

      最初からうつの方は、僕には同じ症状ではないので、うかつなことはいえません。
      しかし、もしタカさんが、もともとうつ病でないのでしたら、それはおそらく睡眠薬の副作用か離脱症状です。

      薬を減薬していく過程でだんだん、うつ状態は治っていくものと思います。何もやる気がでないのは、
      僕も未だに続いています。家の中はぐちゃぐちゃだし、何か新しいことを始めようとしても、気後れして何も
      できません。でも、今は将来回復する可能性が見えてきたので、今は耐えるしか無いと我慢しています。

      不眠恐怖症を乗り越えるには、逆説的ですがそれより恐ろしい恐怖を感じるのが一番効果的なんですよね😅
      それは、「睡眠薬増加時に体験する絶不眠日の増加」と「離脱地獄からの希死念慮」です。どちらでもいいですが、
      この2つのうちどちらかをご体験すれば、それじゃあ絶不眠の方がマシだと、開き直るのです😁

      それ以外だと、よく考えてみたんですが、やはり淡々と耐えるしか無いのですよね。

      よく、医者が「寝る前にストレッチして、リラックスして」とか、ほざきますが、あんなものは何の効果もないです。
      正直何をやっても、不眠の恐怖に発狂しそうになるのは、避けられないと思うし、人間として自然ですよね。

      考え尽くして、もう方法が無いとわかったら、受け入れるしかありません。僕は、離脱がひどすぎて耐えられない間、
      様々な方法を試し、裏切られ続けました。そして、あるブログで結局いろいろやったが、殆ど効果が無かったが1年経ったら
      治癒したという記事を発見した時に、身体の力がスーッと抜けて、もう仕方がないな。毎日、風呂だけは2度入るようにして
      時が来るのを待とうと決心しました。それからは、殆ど何もしていません。

      いろいろ考え、試して方法がなかったら受け入れるしか無いのです。それでも、僕は生きていますから安心してください。

      1. ありがとうございます。
        受け入れる…
        それしかないですね。
        もう少し時間がかかるかもしれませんが前向きに生きていきたいと思います。
        ちなみに自分は、もともと鬱とは無縁の性格でしたが、発端は不眠不安からです。
        確かに薬を飲み出したら、余計不安になり、ほぼ毎日飲み出した気がします。
        ゆっくりでも前進していけたらと思います。

  2. 記事を読んでいて胸が痛くなりました。
    以前にも記したように
    私自身、Titterの読者の方と同じように
    睡眠薬漬けによる
    不眠の魔のループに落ち入り
    7種類もの睡眠薬を服用していた時期があるからです。

    Shin様が何度もブログで訴えているように睡眠薬は不眠を悪化させるだけで
    不眠を改善することはありません。

    不眠は確かに辛いです。
    だからといって睡眠薬を増薬していても
    何の解決にもならないです。

    不眠を改善するには、減薬、断薬しかないと私も思います。

    断薬し辛い状況でも、
    1日2回のシャワーを続けたり
    旅をしたり
    カフェ巡りを楽しんだり
    しているshin様のブログは減薬、断薬を乗りきるためのヒントが沢山あります。

    私も自分なりに工夫しながら減薬を進めたいと思います。頑張ります。

    1. 桃太郎さん、おはようございます。

      不眠恐怖症時のあの就寝前の睡眠薬を飲む時の何とも言えないリリーフ感といか、喜びというか、興奮感というのは異常ですよね。
      今から考えると怖いです。

      でも、どん底を経験せずに、途中で2ヶ月以上も絶不眠があることを知りながら睡眠薬を止められたかというと僕には自信がないです。
      僕もどん底を経験したからこそ、断薬をして壮絶な絶不眠とも直面できているのだと思います。

      でも、なんとかして睡眠薬の危険性を伝えたいですねえ。僕のように2ヶ月も3ヶ月も絶不眠で苦しむことがないように。

  3. おはようございます

    ある程度長い薬害から減薬、断薬し、以前の生活を取り戻した人は皆、壮絶で死も覚悟した場合が多いと思います。

    初めは医者や家族などに依存があったかもしれませんが、そのうち自分で調べ、あの手のこの手をやってみて散々失敗し、孤独な戦いだと嫌になる程自覚し進むようになりますよね。

    周りの精神的なサポートはあれば助かりますが、やはり自分がどう進むか、できるだけ早く腹をくくりやっていくしかありません。

    そういったなか、shinさんのブログやツイッターはとても有効だと思います。

    でも、この薬害の恐ろしさを体感し、減薬を始めたり断薬したものにしか本当の意味は分かりにくいかもしれませんね。

    断薬して一定期間が経過し、ブログなどから去って行く方が多い?のはshinさんが感じているように、伝わらない虚無感と結局は自分で乗り越えるしかないという厳しい考えに行き着くからでしょうね。

    だからshinさんのようにツイッターでの無力感?を感じる優しさは非常に貴重だと思います。

    こうやって地獄を警鐘するしか今のところ方法は思い当たりませんね。

    人は皆考え方が様々で響かない難しさを私も良く分かりますが、やはり受けての理解力のレベルが問題ですね。

    とても難しい問題です。

    1. ゆうさん、おはようございます。

      コメント、ありがとうございます。

      僕が快方して、いつか不眠症のことは忘れてしまうかも、いや忘れようとするかもしれませんね。
      今は、続けていこうと思っていますが、将来はわかりませんからね。

      でも、今できることはやっていこうと思います。

      知恵袋などを見ても、やはり5年も10年も睡眠薬を飲んでいても、かつての僕のように、睡眠薬自体が
      原因になっているなんて全く考えずに効果のある薬を探したり、ウルトラCのような方法を探している人
      が多くて驚きます。

      そういう人達がたまたま見つけた僕のブログで「そう言えば、睡眠薬が原因だ」と言ってた人がいたな
      あと思いだしてくれればそれで十分だと思っています。

  4. shinさん

    断薬1週間になりました。離脱症状はそのままですが、何とか絶不眠だけは免れています。(詳細は断薬.comに掲載してあります。)

    今、主治医の診察待ちですが、一緒に入院生活を送った方が再入院のため来院していました。薬浸30年選手です。話してみてもう完全に自己回復を諦めていて残念です。

    易きに流れ、蟻地獄に飲み込まれる方も多いとのことで残念ですが、ご縁でshinさんのブログ等に出会い、人生を真剣に考え、悩み、苦しみ、そして、しつこい相談にも暖かくのっていただいたうえに覚悟をした奴がここにいることを、是非誇ってください。

    このブログは減薬、断薬中のものにとって砂漠のオアシスです。是非貴重な情報発信を継続されてください。

    応援しています。

    1. Kaiさん、こんにちは。

      断薬後の経過が良好とのことで何よりです。
      1週間経って離脱に変化がそれ程ないのであれば、この先は季節も良いのでスムーズに快方に向かうかもしれません。

      お互い、快方に向けてがんばりましょう。

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