旅立ち パタヤ編

昨夜は一睡もできず、全くリラックスもできなかった。肩の硬直も悪化してしまい最悪の旅立ちだ。旅立ちの前だからではなく、どうやら昨夜雪が降り、朝方またマイナスだったようだ。雪が降ると寒いからではなく、気圧が急激に変わるのかハイパーになる。

文字通り一睡も出来ない海外旅行は今回が初めてだ。74日間ほぼ絶不眠でも海外旅行もできる。不眠症にやられてばかりはいられない。

カーテンを開けると、また冬の札幌の曇天だ。重苦しく、嫌な空だ。僕は札幌が大好きだったのだが、どうも不眠症の長い記憶がオーバーラップしてしまい最近はどうも好きになれない。

旅は逃避だ。毎晩10時間近く眠れずに横になり、そのままオフィスに行き、また帰宅して横になる生活を繰り返している。絶不眠が連続するようになってからは、以前にも増して動けない。

こういう時は少々無理をしても旅に出るのが一番だ。よくパタヤに行ってゆっくりすれば眠れるかもしれないですねと言われたりするが、僕の不眠症はそんなにやわでわない。今回は、旅の前後は完全絶不眠は覚悟している。それでも非日常はぼくにとっては、重要だ。いつもとは違う景色を見て、違う空気を吸い、違う食事をとる。それが毎晩10時間横になって堪える時間を少しは忘れさせてくれる。

本当は、Walk inでバックパッカーをやりたいのだが、そういう体力がない。今は、暖かいリゾートでダラダラするのが精一杯だ。今回も不眠症仲間と合流する。彼は社会人学生だから時間は自由になるそうだ。彼の不眠症は軽度で、デパス断薬後6カ月程度で、かなり眠れるように回復した。不眠症の辛さは経験者でないと到底理解できない。それを理解し合え、それを前提に付き合えるのは、本当に有難い。

どうせ辛いだけの闘病生活だ。どうせなら、この機会を新しい出会いと、友人を増やす機会に変えたい。昨年もうつ病BライフのShigeさんを伊豆に訪ねた。彼はうつ病とBライフを材料に😅、全く知らない人を伊豆山奥にまで引き込み、もう10人程の友人を作っている、とても魅力的な人だ。どうせ不眠症やうつ病を患うなら、それを材料に新しい出会いや友人を増やそう、新しいライフスタイルを作るとShigeさんから学んだのだ。そして、辛い病を克服し、新しいライフスタイルを作るのだ。

僕は不眠症の克服期を旅だと思っている。目的地は6時間の自然睡眠だが、旅は目的地に行くことだけが目的ではない。その過程で様々な喜びや苦難に直面したり、人と出会い、決断を迫られ、学ぶ。しかし、全ては自分次第だ。

千歳空港は、比較的空いている。最近は中国人がやたら多く、以前は15分足らずだった出国に2時間かかることもある。いつもよりスムーズな出国が出来そうだ😊

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