コメント欄に、下山日記を見ているようだという書き込みがあった。僕は下山日記の存在を知らなかった。書き込みの文体的に、荒らしの臭いがしたので、すぐに手動スパムにしたが、下山日記は5〜6記事程ザッピングしてみた。内容は、ベンゾの離脱で筋萎縮など様々な不調をかかえ、現在は存命されていないのではなか。最新のブログを読むと筋萎縮が辛かったようである。そこで、読むのを止めた。
もし、存命されていないのならとても残念だ。文章を読んでいると、発症している症状は、僕のベンゾや向精神薬を常用している時と全く同じだ。そして、精神状態はまさに常用離脱の時と同じだったことだ。
ブログを読破したわけでもなく、詳細は知らない。しかし、明らかに私と違うのは、病や世間に対する考え方の違いだ。
私は、不眠症も離脱も断薬後は必ず治る、少なくとも寛解すると信じている。これは、不眠症を治療する上でとても重要なことだ。私が不眠症で苦しんでいる間に、親しい知人は白血病で2度入院し、死に直面したが、現在は健康体である。ところが、私の場合、まだ1週間の半分は絶不眠だ。白血病が殆ど完治している間に、不眠症や離脱は感覚的に4割も治っていないのだ。3年も4年もかかって、こんな調子だ。特に辛かった筋萎縮=筋硬直が軽減してきたのは、この1〜2ヶ月で、断薬後1年9ヶ月、減薬開始後2年3ヶ月も時間を要しているのだ。
また、私は、医師や世間に対して恨みつらみは全くない。これは、意識してそうするようにしている。なぜなら、不眠症を治療することに意識を集中したいからだ。不眠症に意識を集中することというのは、私の場合、毎日の生活を充実させることを心がけることである。ブログで不眠症に対する医師や医療のあり方の批判はする。それは、不眠症患者の現状を見れば当然だと思う。しかし、それは医師や医療に対する恨みではない。医師や世間を恨んだり、怒ったりすることでエネルギーを使っても自分の不眠症や離脱は全くよくならない。それなら、不眠症を治療することにエネルギーを使うことの方が僕には合理的だからだ。
不眠症も辛いが、何より辛かったのは下山日記の最新記事にもよく出てきた筋萎縮である。私の場合、筋硬直と表現しているが症状は全く同じだ。これは、ベンゾの常用期より、もしかすると断薬後の方が辛かったかもしれない。離脱の劇症期は、瞬間的には背中や肩が痛くて涙が出たが、当時はまだデパスを服用していたし、痛さの強弱があったので、我慢できる時間帯と我慢できない時間帯があった。しかし、断薬後の筋硬直は痛さ、辛さがマックスレベルで24時間、半年以上続いた。これには閉口した。ただ、私の場合、その時は既にベンゾは断薬していたので、精神的な落ち込みはほ殆どなく、痛さは回復の過程だと信じていた。回復を信じられるようになったのは、断薬し、まずは精神がベンゾから解放された成果だ。
減薬過程はとてつもなく辛い。ベンゾでバランスを取っているのに、そのベンゾを抜いていくわけだから、辛いに決まっている。多くの人は、それに耐えられないようだ。私も離脱の劇症期を体験していなかったら耐えられなかったかもしれない。しかし、底打ちで辛さの極地を経験していたため、断薬後の辛さをやり過ごすことができたのだと思う。断薬後の辛さは、長くシンプルな辛さだ。辛さに複雑性や波が無いのだ。常用離脱期や離脱劇症期は、20近い体調不良と精神の落ち込みにが一気に襲ってくる。何かに取り憑かれているような状態になるのだ。しかし、断薬後の離脱はいくつかに限られ、もしかしたら辛度は高いかもしれないが、耐えることができる辛さなのだ。
私の場合、肩と首の硬直がとてつもなく辛かった。断薬後も肩の硬直は続き、かえって悪化したかもしれない。しかし、他の体調不良は減薬していくうちに、少しづつ軽減し、断薬すると絶不眠と肩の硬直以外は殆ど解消された。だから、耐える辛さは減り、その辛さに意識が集中できるようになった。
断薬してから1年9ヶ月が経つ。左腕は今でも垂直に上げることができないが、それでも補助してもらえばかなり上がるようになってきた。1年前なら右腕も上がらず、首を回すこともできなかった。肩をすくめるとボキボキいうのは今でも続いている。もう、こんな状態になって5年目だ。そして、この1〜2ヶ月でやっと軽い筋トレを再開しようと思えるようになってきたのだ。
不眠症や離脱の回復に重要なのは、サプリメントや漢方薬、マインドフルネスなどではない。一番重要なのは回復することを信じ、回復するために意識を集中することだ。
私は、プロアクティブに不眠症を治療しようと行動してから5年、減薬後2年3ヶ月、断薬後1年9ヶ月が経って、やっと離脱が収まってきたところだ。まだ、殆ど絶不眠なので、不眠症の回復はこれからである。それでも、諦めない。不眠症が回復し、いつかは6時間くらいなら自然に眠れるようになることを信じている。それが、何年先になるかわからない。しかし、確実に前進はしている。来た道は間違っていなかったと思う。
筋萎縮は辛い。でも、必ず治る。完治しなくても、今よりは良くなる。それを信じて、前に前進しよう!
お久しぶりです。
エチゾラム20錠で絶不眠や酷い不眠が半年続いているひでです。
補助薬は使わず4ヶ月近く耐えたのですが耳が聞こえなくなってしまい、今はリフレックス15㎎1/4とベルソムラ15㎎1/4である程度は睡眠を確保してます。
shinさんのように日中目を閉じ横になって休めればよいのですが、日中は離脱症状の一つであるうとうとしたときに襲ってくる身体的恐怖によりリラックスもできません。。
なんとなくですがやはりデパスを睡眠薬がわりに服薬してしまった方で最後まで漸減せずジャンプした人は睡眠がなかなか戻ってこないのかなと思っています。
それは身体依存が形成された後に夜のみ服薬した結果、一日毎で一気断薬と再服薬を複数回行うと同じでGABA受容体に深刻なダメージを与えてしまったからなのではないかと思っています。それは私も服薬開始時には連続7時間以上で15錠目位には2時間から4時間、20錠目には一睡もできなかったからです。
でも人生を諦めるわけにはいかないので寝れない寝たきり状態ですが必死です。
謎現象がひとつ。。メイラックスや睡眠薬を一気断薬した方でアカシジアや絶不眠が半年続きフルニトラゼパム置換再服薬の後に漸減された方は睡眠を取り戻しています。これはなぜなんでしょうか?
shinさんのお考えであるGABA受容体の回復を待つ行為は一気断薬して待つより、一気断薬したとしても半年後でも再服薬して漸減したほうが回復するのが早いのでしょうか?
下山日記は大分前に読みましたが、筋肉が驚く速度で萎縮(消失)して身動きがとれなくなっていき最後は息もできなくなる症状なので筋硬直で終わっているshinさんとは別物です。私も右腕の硬直がありましたが3ヶ月ほどで消失しましたので、これはshinさんの症状の弱いバージョンだと思います。
下山日記は筋萎縮(筋肉消失)、shinさんは筋硬直(強張り)と言うことだと思います。
ひでさん、こんにちは。
>メイラックスや睡眠薬を一気断薬した方でアカシジアや絶不眠が半年続きフルニトラゼパム置換再服薬の後に漸減された方は睡眠を取り戻しています。これはなぜなんでしょうか?shinさんのお考えであるGABA受容体の回復を待つ行為は一気断薬して待つより、一気断薬したとしても半年後でも再服薬して漸減したほうが回復するのが早いのでしょうか?
すいませんが、わかりません。置換自体私は、実行しませんでした。
身体に合わなかったのもありますが、毒を他の毒を持って制す的なやり方に納得ができなかったのもあります。
どうせ苦しむなら、ベンゾを抜く苦しみの方がマシだと思ったからです。ただ、置換で比較的楽に減薬されている方もいらっしゃるようなので、なんとも言えません。
>下山日記は大分前に読みましたが、筋肉が驚く速度で萎縮(消失)して身動きがとれなくなっていき最後は息もできなくなる症状なので筋硬直で終わっているshinさんとは別物です。
私もアカシジアが出た時は、同じような症状でしたよ。それが筋萎縮なのかどうかはわかりませんでしたが、動きが取れず、息もできないような状態でした。
私はこれ以上、動かないと本当にこのまま死んでしまうと思い、人から見れば走っているようには見えなかったかもしれませんが、−10℃以下の札幌の郊外を真夜中に走しるというか、速歩き
していました。😅 まあ、それでも筋萎縮とは違うのかもしれませんが。。
不眠チャットではお世話になりました。
昨年12月から、なんだかんだで懐かしい思い出もあります。
下山日記私も読みました。
私は歯茎萎縮したり筋萎縮したので、
やはりそれらの検索でそのブログにたどり着きました。
読んでいて感じたのは、
もう完全にノイローゼになってるなぁと思いました。
ベンゾや向精神薬で筋萎縮起きますが、ALSとか難病の進行性筋萎縮の病とは全く次元が異なります。
全身動かなくなり、呼吸もできなくなるなんてことはあり得ませんから
私も回復すらと思ってましたし、衰えた筋肉は何歳になっても運動して鍛えれば付きますから、ショックではありましたが絶望はしませんでした。
回復を信じ、あまり必要以上に絶望的にならないって大切ですよね。
不眠は私も手強いですねー
もう諦めの境地ですが。
普通に元気に生活できてるので大丈夫です。
もちろんグッスリたっぷり寝たいという欲求はありますけどね。
仕方ない
>回復を信じ、あまり必要以上に絶望的にならないって大切ですよね。
そうです。不眠症治療に一番重要なのは、回復を信じることと、諦めないことだと思います。
>不眠は私も手強いですねー
>もう諦めの境地ですが。
私は、1週間絶不眠が連続で続くようなことがまだまだありますが、へっちゃらですよ。
本当に辛いのは、不眠ではなく、筋硬直や便秘、精神の落ち込みなどです。
あと、今日、パーソナルトレーニングを受けて思ったんですが、人から指示されて行う運動はことのほか疲れます。
これを続ければ、もしかしたら筋肉も戻り、眠れるようになるかもしれないと感じるようになってきました。
おはようございます。
下山日記は私も見た記憶があります。
睡眠薬・精神薬で心身が脆弱になると、薬害で次々に起こる身体の不調に対して更に敏感に反応してしまうという悪循環なのですよね。薬断ちした今だからわかります。
ご家族がいるのに自ら絶たれたとしたら残念だと思います。
久原さん
僕も残念だと思います。
自分では薬がネガティブにしているとは気づかないんですよね。
僕は、断薬してから殆ど絶不眠で肩の硬直はとてつもなく酷く声を出してしまうほど辛かったですが、
精神的には安定していましたよ。