絶不眠の恐怖と戦おう!

「2週間眠れないと死んだり、気が狂ったりしないんですか?」

「私はFIIではないかと思いとても不安です」

「担当医に不眠が原因でうつ病になったと言われました」

ブログのコメント欄で、精神科医のいいかげんな診断を聞いたり、ネットのテキトーな記事を見て、眠れないことに対する絶望と不安を打ち明けてくる方がとても多い。

しかし、ここでハッキリしておこう。人間は2週間はおろか、1ヶ月絶不眠でも、3ヶ月絶不眠でも死なないし、気もおかしくならない。

私は、断薬後(正確には断薬2ヶ月前からほぼ絶不眠だが)8ヶ月は完全絶不眠の状態だった。そこから、さすがに身体がしんどくなり、週に2度程レスタミンを服用し1〜3時間眠っているが、なんと1年半絶不眠状態である。

それでは、私は死んでないし、気もおかしくなっていないが、不健康だろうと誰もが思うはずだ。ところが、睡眠薬を常用して毎日1〜3時間睡眠を取っていたときより、ずっと体調もよく、精神状態も安定しているのだ。

つまり、世の中の通説である「2週間眠らないと精神疾患を起こす可能性が高く、時には死ぬこともある」などといのは大嘘なのだ。これは、私が特殊なのではない、ネット上の不眠症の同士の多くの方が、薬害不眠症で一番恐ろしいのは、実は絶不眠ではなく、離脱により体調不良、精神不良だと言っている。

「2週間眠らないと精神疾患を起こしやすく、時には死ぬこともある」というのは、不眠症患者を恐怖に陥れ、睡眠薬や向精神薬につなぎとめるための精神医療業界の決めゼリフなのだ。この言葉には、十分注意して欲しい。

しかし、眠れなくなる原因も精神疾患も実は、睡眠薬がそのものが原因である。服用を続ければ、どんどん不眠は悪化し、精神状態もさらに悪化してくる。この2つが同時並行して起こり、場合によっては体調も悪化してくる。だから、患者は不眠こそが精神疾患の原因だと信じ込み、精神科医に過度に頼ってしまうのである。

ここから抜け出すのは、精神科医と決別する相当な覚悟と回復への強い意思が必要だ。そういう私も精神科業界の蟻地獄からなかなか抜け出すことができなかった。結局、その決断ができたのは、離脱の劇症化で底打ちの地獄を経験したからだ。だから、偉そうなことは言えないのだ。

ここまで読んで、断薬できない人は、8時間眠れるまで、どんどん睡眠薬や向精神薬を増薬してもらい、早いうちに底打ちを経験した方がいい。早ければ、早いほど、体力が残っているので耐えることもできるし、回復も早い。底打ちすれば、もう死ぬか、断薬するかしか選択肢はなくなるからだ。

最後に、私は薬害不眠症ではなくFIIではないかと、恐怖に怯えながら人知れず不安な毎日を送っている人もいるだろう。正直に言うと、私もそうだった。しかし、あなたがFIIの可能性は殆どないと私は思うので安心して欲しい。またFIIでも問題ないと思う。

まず、FIIの記事をいくつか読んだが、発症後6ヶ月〜2年くらいで死んでいることが多かった。貴方は発症してからどのくらいの期間が経っているのだろうか?

また、私の場合、完全に絶不眠になってから既に1年半が経っているが、以前より体調も精神状態もすこぶる良い。つまり、FIIでは、眠れないことが死因になっていたが、私は死んでいないどころか、精神も以前より安定しているし、100%ではないが、薬を飲んで2〜3時間睡眠を取っていた以前よりずっと健康である。

睡眠薬の常用期に、FIIの動画を何度か観たことがある。自分の離脱時期を思い出し、死が怖くなり、精神的に病んでしまった。この間、同じ動画を観たがその時感じたことは。

「ふーん、怖いねえ」

とそのくらいである。つまり、不眠症患者が死ぬプロセスを観ても、至って客観視しており、それほど恐怖感を感じないのである。なぜなら、以前と違い睡眠薬の精神的離脱が解消しているからである。

また、落ち着いて動画をみると、あることに気がついた。動画の患者の様子が、睡眠薬や向精神薬を飲んでも眠れずハイになっている時の自分の身体の動作や行動にとても良く似ていた。そして、その瞬間に気づいたことがある。

その患者は、FIIで死んだのではなく、睡眠薬や向精神薬漬けになって殺されたんのではないかということだ。この動画は、「眠れないと死ぬ」というプロパガンダビデオなのではないか。

不眠症患者からすれば、このFIIという得体の知れない創病を動画で見せられたら、

「眠れないと死ぬ」→「眠れれば死なない」→「睡眠薬を服用して眠る」

と思い込むのも当然で、私も当時は信じ込み、頭から離れなかった。

うまくできているものだ。今考えてみると、呆れてしまうが、おそらく、FIIなんていう病は存在しないと思う。不眠症という体調不良を病にしてしまう医療業界なのだから、FIIなどという致死病を創るのはお手の物である。

断薬を成功させるには、まず絶不眠の恐怖から解放されなければならない。医師やネットのデマを信じてはならない。私の言うことが信じられなくても良い。ネット上の不眠症患者の話をもっと聞いてみて欲しい。精神科医の言っていることやネット上の医療関係記事がどれほどでたらめなのかがよくわかるはずだ。

絶不眠の恐怖と戦おう!それこそが不眠症の回復へのスタートだ。

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