運動、自炊、時間を空けないこと

最近、やっと薬害不眠症における効果がある3つのポイントがおぼろげながらわかってきました。他にもあるかもしれませんが、これは治療法というよりは、体力と気力を温存し、回復プロセスを緩和するものであり、直接の効果がなかったので自信を持ってこの3つは大切だとなかなか言えませんでした。しかし、よく考えてみると、体調が絶不調のときに、この3つを無理やりにでも再開すると、不思議と症状が少しづつ緩和されるのです。その方法というのは、適度な運動をすること、夕飯は必ず自炊すること、ボーッとする時間を作らないことです。

【運動】

運動については、以前から離脱緩和というか、離脱をだましだまし乗り越えるには最も良い方法だということは認識していました。しかし、今年の札幌は豪雪で道が山のようになりジョギングなどしようものなら、ジョギングなどをするのはかなり危険な状態でした。そこで、始めたのがYoutubeのHIITです。HIITとは、High Intensity Interval Trainingの略語でざっくりいうとYoutube的な解釈を合わせて意訳すれば、「音楽に合わせて行う筋トレを兼ねた有酸素運動」です。

実はこれがジョギングより、かなり効いています。まず、かなり精神的、肉体的に調子が悪くても、起床後に無理やり3分間のHIITをやることで気持ちが前向きになり、頭の回転が早くなるのが実感できます。また、HIITを始めるようになってから札幌の厳冬期間に生じる身体の痛み(腰痛、膝の違和感、肩の硬直はあまり変わらない)は全くなくなりました。これには驚きました。

また、この間3年ぶりくらいに思いっきり雪面ですっ転んだのですが、どこも痛くないのです。今年のドカ雪で生活道路がところどころ50cmほどの段差が生じており、どんなに注意しても普通に歩こうとすると転んでしまうのです。私も、かなり注意していたのですが、普通の速度で坂を降りた結果、見事にすっ転び肩から落ちました。落ちた瞬間、「ああ、ヤバい」と思ったのですが、結局なんでもありませんでした。雪面で転倒すると、受け身を取る際に、普段使わない筋肉が硬直しますので、後から様々な部位が軽い肉離れ状態になるものです。ところが、今回はそういうことが全くありませんでした。HIITを普段から2種類、余裕のある時は3種類行い、身体を動かしている効果があったと実感しました。

また、新しいHIITを導入する場合、いつもは使っていない筋肉に負担がかかります。また、いつもと違うパターンを脳が覚え、身体に伝えるからなのでしょうか、脳も心地より疲労感を感じます。新しいHIITを導入して2〜3回目まではやったあとに心地よい眠気を感じます。

ちなみに、僕のやっているHIITは3分下半身、6分腹筋、8分下半身のものですが、8分のはキツイのでいつも7分10秒くらいで終えています。最初は3分ものを1セット毎日続け、2ヶ月目は朝夜で2セット、3ヶ月から6分のもの、最近になって8分のものを足していきました。

1日3分でも時間をとって運動を習慣化するのは結構大変です。まずは、1分でも軽いものから始め、やらないと気持ちが悪いと感じるようになるのがHIITを成功させる秘訣だと思います。

【自炊】

自炊は、私にとって2つの意味で重要です。

1つ目は、ニンニクのような過緊張を悪化させるようなものを摂取しないためです。私の場合、ニンニクを食べるとたちまち脈拍数が上がってしまいます。ニンニクを食べると、1〜2日、脈拍数が10〜20上昇し、胃腸障害を起こし、身体が火照ります。また、味の濃いもの、油の古いものを食べた時もニンニクほどではないのですが、脈拍数があがるようです。こういった苦手な食材を取り、過緊張にならないためにも、自炊で自分の身体にあったものを作って食べるのが重要なことなのです。

2つ目は、新鮮な和食中心の生活をするためです。和食については、玄米がいいだとか、味噌がいいだとか、納豆がいいだとか、色々言われていますが、私はすべて信じていません。

ただ、経験的に自分で作った和食(和風洋食も含めて)中心の生活をしているときの方が体調は確実に良いのです。だから、自炊和食中心の生活が良いということについて、自分との体調との関係や脈拍数の変化などで何らの検証はしていません。経験的に自炊和食をしていた時の方が胃腸の調子が良く体調が良いということです。

【時間を空けないこと】

「時間を空けないこと」というのは最近気づいた不眠・離脱に効果のある方法です。最近になって、これはもっと早く気づくべきだったと非情に後悔しています。

もともと、私は時間を空けるのが大好きでした。不眠症と関係なく、何もせずにボーッとしている時間が多かった気がします。仕事などに集中するタイプなので、それが終わると何をする気力も失せてしまうのです。そして、何もさずボーッとしたらり、アマゾンを観たり、Youtubeを観たりと受動的な快楽に溺れていました。もともと、生活のバランスを取るのが下手だったのかもしれません。

本当に、最近になって、ある出来事から、もしかしたらこれが悪いのかと気付かされました。そして、とにかく空き時間を作らないことにしました。空き時間には、掃除、かたづけ、食事の作りおき、DIYなど、作業をメインにすることにしました。すると、今まで心配していたことが徐々に無くなり、気持ちが前向きになり、身体も気だるさや疲れを感じるようになってきました。

このことに気づいたのは、今年の2月になってからで、継続実行中ですが、かなり効果があると思います。

以上、運動、自炊、時間を空けないことが不眠・離脱において最も効果のあったものです。いろいろ試してみましたが、他の方法は、残念ながら効果がないどころか、多くの方法は症状を悪化、複雑化させてしまうものが多かったので皆さんも気をつけてください。運動、自炊、時間を空けないことは、副作用も離脱もありませんし、料金もかかりません。やって効果がなければやらなければいいだけです。運動と自炊は多くの不眠症を克服した方が実践している方法でもあります。

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