断薬後14ヶ月目 脱絶不眠宣言

2019年1月11日に断薬終了後、14ヶ月目にして、やっと絶不眠から脱出できそうだ。どうやら、今回は単発で自然入眠ができたとぬか喜びに終わることは無さそうだと思う。減薬開始からの不眠との戦いを短くまとめると以下のようになる。

2018年7月28日 減薬開始 

 減薬1〜3ヶ月目: 睡眠時間1〜3時間程度で時々絶不眠

 減薬4〜6ヶ月: 睡眠時間 0〜2時間で週の半分絶不眠

2019年1月11日 断薬終了

 断薬後1〜7ヶ月 週7日完全絶不眠

 断薬後8〜11ヶ月: 完全絶不眠だが、レスタミン等を服用して週1〜2日1〜3時間睡眠

2020年2月:睡眠薬一切なしで、自然入眠を週に複数回できるようになる

私の不眠歴は、おそらく1990年前後に遡る。睡眠薬を使いだしたのは、おそらくだが、その頃からだが、常用開始は2011年の東日本大震災直後からだ。

しかし、断薬という治療法選択肢を知らず、2018年7月以前にも本気で不眠症を治療しようとした時期は2017年7月のタイの精神科医に診察してもらった時に遡るので、そこから数えると、もう足掛け3年になる。それほど時間をかけ、週に3日ほど1〜2時間自然入眠できる日があるだけなのだ。

ただ、日常生活に支障をきたすようになったのは、2014〜2015年頃からで、身体や頭がうまく動かなくなってきたのは2016年くらいからである。特に、2017年から治療法を模索しながら減薬、断薬による不眠と離脱と戦う日々は本当に生き地獄だった。特に、タイの精神科に処方された向精神薬の副作用と離脱は、おそらく、末期がん患者のような状態だったと思う。先日、末期がんの方が亡くなる1週間くらい前の映像をたまたま見てしまったのだが、その姿が2年前の私の状態にそっくりだった。体中が痛く、熱っぽく、疲れ切っているのだが、眠ることができない。食欲はなく、慢性的に便秘で、吐き気が常時し、24時間不快なのだ。身体に力が入らず、どこも動かしていないのに、肩と首、背中が常時硬直し、パンパンに張っている。理由なき不安と恐怖に襲われ、いつでもソワソワしている。体調と精神不安が永遠に続くような気がして、頭の中には死にたいということしか浮かばなくなってくる。最終的には、身体が痛く、ソワソワして、横になっていることさえできずに、真夜中に零下10度以下のブリザードの中を朝が来るまでさ迷っていたこともあった。これが、離脱の底打ちのアカシジアと希死念慮だ。

この頃から、どれほど、社内の信用を失い、経済的なダメージを受け、友人を失ったかわからない。

しかし、それでも、2018年7月に断薬を決断して良かったと思う。これで、ようやく脱絶不眠宣言ができそうである。 

次は、毎日1時間でも睡眠を取ることを目標にしよう。年内に毎日1時間でも眠れれば、仕事も9割以上稼働率でできるし、日常生活も楽しくおくれる。僕はそれ以上は求めない。

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断薬後14ヶ月目 脱絶不眠宣言” への4件のフィードバック

  1. >肩と首、背中が常時硬直し、パンパンに張っている。
    まさにこれですよね、睡眠薬離脱の不快さと言ったら。
    shinさんのお陰で断薬を決意した身としては今回の記事タイトルは本当に喜ばしいです。おめでとうございます。

    1. ありがとうございます。

      春に向かって一層回復に努めようと思っています。

  2. こんにちは!

    >次は、毎日1時間でも睡眠を取ることを目標にしよう。年内に毎日1時間でも眠れれば、仕事も9割以上稼働率でできるし、日常生活も楽しくおくれる。僕はそれ以上は求めない。

    睡眠を求めなければ1時間、2時間、3時間とどんどん睡眠時間も増えていきますよ。
    仕事や趣味で眠るのがもったいないと思えるようになればいいのです。

    ガン患者私も沢山見て来ましたよ。
    ガン患者は多くの方が精神的に落ち込み鬱や不眠症に悩まされております。抗ガン剤の副作用、抗うつ薬、睡眠薬などの向精神薬を多量に服用されボロボロになっていきます。
    末期ガンとなるとモルヒネも使用されていますよね。
    ガンそのものよりも薬害で死んでいく方が殆どだそうです。

    1. 三聖さん

      ご指摘ありがとうございます。
      この2〜3日、急回復の反動が来ているようで肩や首がガチガチで、絶不眠の日が続いています。
      まあ、でも以前のように体調が急激に悪くなったりはしないので、安心していますよ。

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