僕の不眠症歴と回復振り返り

最近、仕事が忙しく不眠症について、あまりメッセージを発信できていないので、申し訳なく思っている。今日は、新しい読者のために私の不眠症歴と回復への道のりについて簡単にまとめておくので、参考にして欲しい。ここで一番伝えたいのは、私のように睡眠薬を30年近く服用し、10年以上常用していても断薬をすれば、少しづつ回復することだ。だから、睡眠薬を飲んでも眠れず、以前よりどんどん悪化していて追い詰められた気持ちになっている人はどうか諦めないで欲しい。何度も言うが、断薬すれば、回復するのである。

2つ目は、減薬しても回復するまではかなり時間がかかるということだ。私の場合、減薬後2年目で1週間に4〜5日、1〜3時間眠れている程度で、依然として肩は痛くて完全に上がらないし、回すとバキバキと乾いた音がするのである。おそらく、3時間くらい安定して眠れるには、あと1〜2年はかかるだろうと覚悟している。ただ、殆どの不眠症患者はここまでひどくない。不眠症業界では、有名なはるの散歩さんでも、絶不眠は3ヶ月程度で、その後はだんだんと回復し1年後には、6時間ほど眠れている。日本でも、海外でも、最もひどい人でも絶不眠期間は6ヶ月くらいで、その後はだんだんと回復するのである。だから、おおよそだが減薬期間を含めて1.5年くらいは辛い期間があることを認識しておくべきである。

3つ目は、減薬開始後には離脱を軽減したり、睡眠を回復させる方法は無いと思ったほうが良いということだ。残念だが、離脱や絶不眠は減薬し、自然入眠を勝ち取るためのトレードオフとして受け入れるしか無いのだ。離脱軽減や絶不眠防止を色々な人が提案している。しかし、私の場合、どの方法も全く効果がなかった。そして、私のように底打ちした人は殆どが薬害不眠症は「断薬と時間」のみ解決してくれると言う。

この3つを事前に知っていれば、減薬中に辛くなってもこういうものだと思える。何かネガティブに聞こえるかもしれないが、このことを事前に知っておくのと、知らないのでは、減薬して直面する苦悩の受け取り方が全く違うはずである。

まとめると、

  1. 薬害不眠症は断薬することで必ず回復する
  2. 減薬後、回復するまでには最低1.5年くらいかかると思っていたほうがいい
  3. 減薬中、断薬後の絶不眠や離脱を軽減する方法など無い

という3つである。

それでは、私の不眠症歴と回復への道のりについてまとめておくので、何か相談したいこと、質問したいこと、意見などあれば遠慮なくコメントしてもらいたい(^^)。

1990年代〜   眠れない時に頓服で睡眠薬を服用

2011年3月   東日本大震災後の激務で睡眠薬を常用

2017年8月   タイの有名病院2箇所で睡眠薬の代替薬として向精神薬を大量処方

2017年12月   向精神薬の副作用と離脱に耐えかねて自己判断で減薬

2018年1月    風邪を引きそのまま3ヶ月間、劇症型離脱症状に見舞われる

2018年6月    1週間会社を休み、ネット調査後に減薬することを決意

2018年7月28日  減薬開始

2019年1月11日  断薬

2019年7月    断薬後の連続絶不眠に耐えかねてリポスミンを頓服服用開始

2020年2月    自然入眠が1ヶ月に数日、リポスミンで月に1週間は睡眠

2020年7月    自然入眠1〜3時間が頻繁に生じる

2020年8月    1〜3時間だが自然入眠が週に4〜5日に増える

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僕の不眠症歴と回復振り返り” への2件のフィードバック

  1. こんばんは。
    以前通りすがりの名で投稿していた者です。
    shinさんのブログは去年の春頃から拝見していますが、その頃と比べてshinさんの症状が改善されており嬉しく思います。
    私も肩周辺の硬直に関しては難儀しています。
    ブログでコメントされる方の投稿を見ると、肩背中の苦痛よりも睡眠が先に改善されるお方が多い印象ですが、やはりその通りというところでしょうか。
    これから北海道も暑くなると思いますが、ご自愛くださいませ。

    1. 久原さん

      肩の硬直ですが、睡眠が先によくなることもあるかもしれませんね。
      私の場合も軽減はしてきましたが、眠れるよになって完全に解消するとは思えませんね。

      肩は肩で反跳不眠とは、別の離脱なので、少し時間はかかるかもしれませんね。

      いづれにせよ、軽減しているのであまり気にせず、気楽に回復を待とうと思っています。(^o^)

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