睡眠薬を続ける選択肢

睡眠薬を続ける選択肢を僕は否定しない。松下幸之助や日テレの渡辺さんのように服用し続け問題がない人もいる。自分が問題ないと思うなら、どんどん服用すればいいのだ。

私は、睡眠薬を服用しつづけ、その果に経験した地獄や断薬した後の苦悩など自分の経験を伝えるだけだ。その上で、「睡眠薬を服用し続け、睡眠悪化や離脱を経験した人にとって唯一の回復法は断薬だ」と自分の意見を言っているだけだ。

そもそも、私のブログは「睡眠薬が効かない」というレベルの人が読んでもわからない。私もベンゾ常用2年目くらいで睡眠薬を使って5〜6時間眠れている時に、今の自分のブログを見ても全く意味がわからないと思う。耐性が離脱だとは、気づかない。頭がふらふらしたり、ネガティブになったりするのは、寝不足だからと信じ込んでいる。それに、肩がバキバキになったり、便秘になったり、目が見えなくなったり、髪の毛が抜けたり、そんなことはどう考えても睡眠薬とは繋がらない。それらの離脱は、10年単位んでゆっくり進行するから、睡眠薬の離脱だと思いもつかないのだ。だから、いくら離脱の恐ろしさを語っても、「6時間しか眠れない」とか、「ぐっすり眠れない」とか言っている人達には、理解できないのだ。それは仕方ないし、僕は大事な時間をその人達を説得するために使いうきは全くない。

しかし、既に睡眠悪化や離脱を自覚しており、自分の人生が睡眠薬によって追い込まれていくような感覚を持っている人は聞いて欲しい。その原因は、睡眠薬で断薬には1年上、断薬後も回復には1〜5年はかかる。しかし、断薬以外に回復の方法はない。なぜなら、不眠悪化も体調不良も原因は睡眠薬そのものだからだ。

私は、2年目でまた基本は絶不眠状態だ。しかし、20以上あった体調不良は、今は耳鳴りと肩の硬直のみになった。1日1〜3時間眠れる が週に2〜3日ある。少しづつ快方に向かっている。20年間、13ヶ所の専門医(海外でも治療した)、民間療法、書籍などすべてを試し、どの方法も全く効果はなかった。

結局、回復が傾向的に1ヶ月以上続いたのは完全自己診断、自己治療の断薬のみだった。

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